三日月知事が就任10年間を振り返り
【県】 三日月大造氏が滋賀県知事に就任してから今月19日で10年間が経過した。このほど三日月知事が10年間の取り組みの振り返りとこれからの県政や自身の姿勢などについて記者団に語った。
三日月知事は「『新しい豊かさを追求しよう』と呼びかけ、多くの人と対話をすることを心がけてきた」とこれまでを振り返り、今考えていることとして「県政運営の中で、一人ひとりを大事にする視点、一つひとつの命を大事にする視点が必要だ。『健康しが』を進化させ、心と体の健康と誰もが自分らしく生きていける、全ての人に居場所と出番のある滋賀を作っていくことや、その土台である自然の健康を保ち高める取り組みは大事にし、平和への思いや水のつながり、命の大切さ、世界との関わりの中での滋賀の発展もさらに志向していきたい」と語った。
さらに、今後に向けた主な政策として▽『子ども子ども子ども』はまず大事にしたい。▽人権と多文化共生をこれからも大事にしつつ、ジェンダー平等に向けた取り組みとして「ジェンダー平等債」の国内初の発行なども検討していきたい。▽防災、防犯、再犯防止の取り組みと絡めた医療福祉地域包括ケアシステムを構築していく。▽滋賀県版ライドシェアを進めることや湖上交通の可能性も追求したい。▽人間だけでなく、動物たちの命を大切にする取り組みや県の公園時間を充実させたい。▽地場産業の進化や事業承継も絡めた新しい産業づくりも実施していきたい。▽原発に依存しないという姿勢は堅持しつつ、水素やバイオマスなどの新しいエネルギー、CO2ネットゼロに向けた先行地域や促進地域の取り組みを充実させていく。▽スマート農業を含め農林水産業を進化させていく――などを挙げ、「こういった事々を北部振興の中でモデルとして示すことができないか」と意欲を語った。
最後に「50年、100年先を展望した滋賀県づくりにも果敢に取り組んでいく」とし、「これからもどこかの誰かの知事ではなく、みなさんの知事として健やかにしなやかに活動できるように頑張る」と意気込んだ。
記者団からは「ジェンダー平等債」や知事としての10年間を改めて問う質問が挙がり、3期目以降について問われると「今与えられたこの3期目の任期、約束した政策の実現遂行のため、日々、誠心誠意努めていくことに尽きる」と述べた。







