石川県能登町大森町長が知事を表敬訪問
【県】 1月1日に発生した能登半島地震の被災地支援として県と県内19市町が職員などを派遣した石川県能登町の大森凡世町長と同町職員らがこのほど滋賀県庁で三日月大造知事を表敬訪問し、支援に対する感謝を伝えた。
同地震発生後、関西広域連合が定めた被災市区町村に特定の応援をする自治体を割り当て、警察・消防・医療・支援物資の送付・避難者の受け入れなど各種の支援を重点的・継続的に行う「カウンターパート方式」にのっとり、滋賀県は同町のパートナーとして職員らを派遣。また、県内19市町も総務省の「応急対策職員派遣制度」により同町へ職員などを派遣して避難所支援などを行った。
先月、「応急対策職員派遣制度」の支援が終了したことを受け、同町では大森町長らが支援のあった自治体を訪ね、謝意を伝えている。
知事室で三日月知事に出迎えられた大森町長は「滋賀県と19市町の職員の皆さんに応援をいただいたからこそ今がある。特に、滋賀県からは総括支援ということで、我々の苦しい状況をくんでいただき、職員の派遣調整をしてもらい、とても助かった」と感謝を述べた。
三日月知事は「町長をはじめ職員、町民の皆さんが復旧復興のために懸命に尽力されている様子を見て、何かできることはないか、もっと必要なことはないかと対応してきた」と述べ、「地震からの復興を支え合うと同時に、この震災で得られた教訓を次の防災力強化に生かそうと取り組んでいる」と述べた。
大森町長は三日月知事に震災直後のまちの様子をスライドで紹介し、被災から約6か月たった能登町の現在について「田植えは通常の6割くらいはできたが、土砂崩れなどで田に水を引くことができないところがたくさんある」、「7月中には要請していた仮設住宅が完成する予定」、「復旧と同時進行で復興計画を取りまとめている」などを話し、「恩返しというのは難しいが、これをご縁に、今後も何らかの形で滋賀県庁とつながりを持ち、お互いに行き来ができれば」と期待を語った。
また、表敬訪問後、記者団の取材に対しては「どのように感謝を伝えようかという思いで訪ねたが、滋賀県の危機管理部署の職員さんたちに拍手で出迎えてもらい、非常にうれしかった」と述べ、「現状、道路や上下水道の応急復旧は一応のひと段落はついたが、これから本格的な復旧、再建となる。しかしまだ、宅内配管や浄化槽の修理が終わっていない家庭もたくさんある。人手不足、業者不足の中でスピード感を持って町の復旧をしていかなければならない」と語った。







