近代のデザインを今に残す
【県】 きょう5月16日は県庁本館が竣工してちょうど85年目になる。
現在の県庁本館は1939年(昭和14年)5月16日庁舎改築を推進した第29代平敏孝県知事の下、竣工した。鉄筋コンクリート造4階建て、屋根は平面の陸屋根、正面玄関には塔屋が立てられ、中庭を囲むロ字型に建物を配置。左右に翼部をのばす平面計画や、内部の古典主義の意匠など密度の高い装飾が採用されている点などが高く評価され、2014年12月には国の登録有形文化財に登録された。今年24年は登録から10年の節目でもある。
現在も、正面玄関の柱頭に残る古典様式を取り入れたオリジナルデザインの意匠や当時としては珍しい中庭からの採光を配慮した階段踊り場のステンドグラス、信楽焼テラコッタの階段手すりのレリーフなど、当時のままの姿が色濃く残っている。また、当時、正面玄関上に設置されていた石造のアクロテリオン(屋根の隅などに飾られる彫像)は、現在はレプリカとなっているが、取り外された現物が本館中庭に配置されている。
県では、22年から県政150周年記念事業を展開しており、その一環として同年12月には本館見学ツアーを実施、好評を博した。
三日月大造知事は定例記者会見で本館竣工85年に関して質問され「とても重厚で趣のある建物で公務に勤しめることは大事にしたいし、県民に親しんでもらっていることは誇りに思う」と答えた。








