自民 川島氏と宮本氏が名乗り 現職の嘉田氏、意欲満々か
【全県】 来夏に予定されている参院選滋賀選挙区に早くも、自民県連の候補者選考に向けて、自民党県議団代表の川島隆二氏(52)と前守山市長の宮本和宏氏(52)の新人2人が名乗りを上げている。教育無償化を実現する会(前原誠司代表)の副代表で現職の嘉田由紀子氏(73)も意欲的と見られ、参院選は動き始めてきた。(石川政実)
川島氏 川島氏は今年1月に入って、県選出の国会議員や同党の県議仲間に、来年の参院選(滋賀選挙区=改選定数1)に出馬の意向を伝えた。
滋賀県に自民党の国会議員が一人もいなくなった冬の時代の2010~11年、政策立案能力への期待から弱冠39歳で自民党県連の政調会長を任され、17年は県議会副議長、18年には議長を務めた。現在、県議5期。
「子どもたちの未来のために、地方を元気にすることで日本の輝きを取り戻したい」と、昨年の県議選では、“教育”“まちづくり”“働く場の提供”を掲げた。
父の信也氏(故人)は、長浜市長を3期12年務めた。隆二氏は米国のウェスタンミシガン大学大学院国際開発行政学修士課程修了。
宮本氏 宮本氏は先月に一時帰国し、県選出の自民党国会議員を始め、奥村芳正・県議会議長、河本英典・綾羽グループ会長らを訪ねて、来年の参院選に出馬の意向を述べた。
同氏は、10年に国土交通省を退職し、11年1月の守山市長選に無所属で出馬して初当選。15年に無投票で再選、19年も無投票で3選を果たした。23年2月に引退し、昨年9月からOECD(経済協力開発機構)関係で1年任期の研究員として活動中だ。
国会議員の一人は「宮本氏は『OECDで現在、仕事をしているが、海外で働いてみて、日本がいかに遅れているかを痛感した。なんとかするためにも参院議員として国政に携わりたい』と述べた」と言う。東京大学工学部建築学科卒。
嘉田氏 19年7月21日に投開票された参院選滋賀選挙区は、立憲民主、国民民主、共産、社民推薦の無所属新人の嘉田氏が自民党現職の二之湯武史氏(47)を大接戦の末に破り初当選した。知事を2期8年務めた知名度の勝利だった。
ところが昨年11月30日、嘉田氏は前原氏らと国民民主党に離党届を提出し、教育無償化を実現する会を結成。日本維新の会との連携強化を打ち出した。この新党結成で連合滋賀や共産党に加え、市民団体などからも嘉田氏離れが起こっているが、その一方で維新支持層の上積みも期待できるだけに、同氏は参院選出馬に意欲的と見られる。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。
自民党県連幹事長の小寺裕雄衆院議員は「ゴールデンウィーク後に、自民党選対本部から県連に対し候補者選定のルールが示されるはずだ。ただ政局混迷で候補者選定が年内いっぱいまでかかることもあり得る」との見通しを語った。







