第2弾は約1億6000万円の経済波及効果
【県】 県が昨年5月から12月にかけて実施した滋賀県鉄道利用促進プロジェクト「お城めぐり」企画が好評の末に実施期間を終えた結果、県内に約1億6000万円以上の経済波及効果があったことが分かった。
このほど開かれた定例記者会見で三日月大造知事が発表した。
同プロジェクトは、鉄道の利用促進、文化財の活用推進、健康づくりの推進につなげることを目的に、鉄道利用者の増加に向けた取り組みを推進している県の担当課と西日本旅客鉄道(JR西日本)が連携して昨年発足。県内に多く存在する城跡を巡りながら周遊できる同企画立案に取り組んだ。
企画では、昨年5月から第1弾として彦根、近江八幡、大津、堅田のJR4駅の改札窓口で、健康推進アプリ「BIWA―TEKU(ビワテク)」の画面を提示した人に近江ゆかりの武将カードをプレゼントする「電車と徒歩でお城をめぐって健康しが!」を開始した。
続けて同7月からは第2弾「スマホスタンプラリー『元亀争乱450年』」と銘打ち、人気のスマートフォン対応位置情報アプリ「ニッポン城めぐり」内で、「元亀争乱450年~織田信長、近江諸勢力との戦いの軌道~」をテーマとして県限定・期間限定スタンプラリーを開催。スポットを県内11か所の城跡とJRと京阪電気鉄道内の4駅、近江鉄道車両内に設け、全県的な周遊を促した。
県によると、第1弾は同12月末まで8か月間実施。5201枚のカードを配布し、ビワテクアプリの新規ダウンロード数も5453人いた。また。約5か月間実施した第2弾には延べ4万3602人が参加、その内全スポット達成者は2933人で、参加者のうち94・2%が県外からだった。さらに県が第2弾の経済効果を推計したところ、県内周遊時の運賃収入推計額は約1900万円、来県時の運賃収入推計額は約9000万円、宿泊や観光などに関する県内への経済波及効果推計額は約1億6000万円となった。
イベントの結果を紹介した三日月大造知事は反響の大きさについて「コロナ禍で落ち込んだ公共交通の利用促進にも一定つながったのではないか」と述べ、「文化財を生かし、歩いて県内をめぐる、または公共交通でめぐる、訪問先で名物を食べるなど様々な可能性がある良い企画だと思う。是非、来年度以降、第3弾の実施についても考えていきたい」と期待を語った。







