帝国データバンク滋賀支店の動向調査
【県】 2023年の滋賀県の企業で後継者が決まっていない「後継者不在率」は、2022年比で23年は4・8ポイント減少の52・9%に改善したことが、帝国データバンク滋賀支店の調べでわかった。県内の全業種約2400社の後継者動向を調査した。
それによると、3年連続で前年の水準を下回ったほか、コロナ前の19年と比べても15・4ポイント低下するなど大幅な改善傾向が続いており、調査を開始した2011年以降、不在率は過去最低。
背景については、各自治体や地域金融機関をはじめ事業承継の相談窓口が普及したほか、第三者へのM&Aや事業譲渡、ファンドを経由した経営再建併用の事業承継などの支援体制が整備・告知されたことによる。
あわせて事業承継の重要性が認知・浸透されてきたことも、不在率が低下した理由に挙げている。
後継者不在率の動向をみると、年齢別では「80代以上」を除くすべての年代で前年より改善した。50代が10・9ポイント減の56・7%で低下幅が大きかったほか、60代が7・6ポイント減の28・3%、70代が2・3ポイント減の23・9%とほぼ全年代で低下した。
これに対して、80代については5・5ポイント増の27・3ポイントと前年を上回った。
業種別では、全7業種で前年を下回った。「製造業」が8・5ポイント減の40・2%に大幅に減少、このほか、「運輸・通信業」(50・3%)が6・5ポイント減、「卸売業」(53・5%)が4・9ポイント減。






