今年度海外協力隊3次隊員が副知事を表敬
【県】 独立行政法人国際協力機構(JICA)の今年度海外協力隊3次隊に参加する県出身のボランティア派遣隊員3人がこのほど県庁で大杉住子副知事を表敬訪問した。
JICAでは、「アジア・アフリカ・中南米・大洋州・中東・欧州地域のために自分の持っている技術や経験を生かしてみたい」という強い意欲を持っている人を派遣し、現地での活動を支援している。派遣された隊員は、現地の人々と同じ言葉を話し、ともに生活・共働しながら、190以上の職種にわたる分野から各人の専門職種・技能を生かした技術協力を行い、開発途上国の国づくりに協力している。20~45歳を対象にした青年海外協力隊、46~69歳を対象にした海外協力隊、一定以上の経験・技能などが求められる専門性の高い案件は、シニア海外協力隊として派遣され、県内からもこれまで547人(うち71人がシニア案件)が派遣されており、現在17人(うち1人がシニア案件)がそれぞれの赴任先での活動を継続している。
今年度3次隊として派遣されるボランティア隊員は次の3人。▽吉田夏喜さん。大津市出身、マーシャル諸島共和国でデザイン職種指導▽井出吉道範さん。近江八幡市出身。タンザニア連合共和国で理科教育▽中庭藍さん。守山市出身、ボリビア多民族国で青少年活動。
3人は副知事室を訪問し、県の代表として赴任国での県の周知と国際交流のきっかけを作り、帰国後、県民のボランティアへの関心や赴任国に対する国際理解推進にも努める「しが国際協力親善大使」として大杉議副知事から委嘱された。
大杉副知事から赴任先での意気込みを聞かれた吉田さんは「大学時代に学んだデザインの知識を生かし、魅力的な特産品のパッケージデザインなどの製品開発まで取り組めたら」と語り、井出吉さんは「黒板を使った知識伝達だけでなく、観察や実験を通して現地の子どもたちに理科を好きになってもらいたい」、中庭さんは「遊びながら学ぶ幼児教育の大切さを伝え、現地で体感したことを日本に帰ってきた後に役立てられるように取り組んできたい」と述べた。
大杉副知事は「それぞれの赴任先での活躍を楽しみにしているし、その経験をぜひ県にも還元してほしい」と語り、3人を激励した。
今年度派遣3次隊隊員は、今月末から来月にかけて順次赴任先へ出発、各人2年間の任期で活動する。







