2022年度滋賀県における児童虐待相談対応件数等の状況
【全県】 県は昨年(2022年)度に県の子ども家庭相談センターと県内19市町に寄せられた児童虐待に関する相談対応の状況概要について取りまとめ、このほど公表した。
昨年度の相談対応件数は、21年度と比べて400件減少(マイナス4・8%)し、全体で7901件だった。
「心理的虐待」が前年に引き続き最多
「実母」からの虐待が61・7%
虐待の種別では、「心理的虐待」が3265件(41・3%)で最も多く、続いて「身体的虐待」が2434件(30・8%)、「保護の怠慢ないし拒否(ネグレクト)」が2121件(26・8%)、「性的虐待」が81件(1・0%)となった(グラフ参照)。また、前年度比では、「心理的虐待」が168件、「身体的虐待」が164件、「保護の怠慢ないし拒否(ネグレクト)」が69件それぞれ減少した一方、「性的虐待」は1件増加した。
県では、「心理的虐待」に関する相談が前年度から引き続いて最も多くなっている理由として、「児童が同居している家庭における配偶者への暴力(両面DV)について、依然として警察からの通告が多いことが考えられる」と分析している。
虐待を受けた対象の年齢別では、「小学生」が3247件(43・4%)と最も多く、「3歳~学齢前児童」が1451件(18・4%)、「0歳~3歳未満」が1358件(17・2%)、「中学生」が1125件(14・2%)と続いている。また、「小学生」以下で区切ると6236件で全体のほぼ8割を占めていることも分かった。前年度比では「小学生」が271件増加となったが、その他の年齢別区分に置いては減少、特に「高校生・その他」が最も多く減少した。
主な虐待者の内訳は、「実母」が4875件(61・7%)、「実父」が2592件(32・8%)となった。前年度比では「実母」が273件減、「実父」が72件減となった。
昨年度の相談のうち、支援を継続しているケースが大半だった。
一時保護所での「保護件数」は407件で前年度比6件減となったが、「1日当たりの平均保護人数」は26・8人で前年度比1・5人増加した。また、「一人あたりの平均在所日数」は24・0日で前年度より1・7日長くなった一方、「虐待ケース一人当たりの平均在所日数」を25・6日で前年度より4・1日短くなっている。
子ども家庭相談センターへの寄せられた虐待通告は2641件で前年度より255件減少した。最も多くなったのは「警察等」からの通告1479件で、県では「家庭における配偶者への暴力を同居している児童に見せるなどの心理的虐待に関する通告が多いことによるもの」とみている。
また、施設などへ入所措置をとった子どもに対し、施設職員が虐待を行う「被措置児童等虐待」は1件で乳幼児に対する身体的虐待だったことも分かった。







