滋賀県子ども政策推進本部設置
【県】 県は先月28日付で「子どものために、子どもとともにつくる政策」を具体化させるため、部局を横断して施策の立案、調整を行う場として「滋賀県子ども政策推進本部」を県庁内に設置した。
同本部は、三日月大造知事を本部長、江島宏治副知事と大杉住子副知事を副本部長に、子ども施策に関する知事部局の部長級職員と企業庁長、病院事業庁長、教育長、警察本部長が本部員として参画し、県の子ども施策を整理し、足りない所を見つけ出して、どういう施策をどうやって打っていけばいいのかを議論する。
社会資源を子どもに向けるプラットホームに
国へも重点的に提案・要望
第1回本部員会議は設置日に行われた。冒頭、三日月知事は、コロナ禍の緊急事態宣言での対応で休校などの措置を講じたことを振り返り、「子どもたちの育ちや学び、遊び、過ごし方にどういう影響が出るのかと心配した時期だった」と述べ、「いよいよコロナを乗り越える局面だ。国にもこども家庭庁を作るなど、様々な施策充実の動きがある。それに呼応する形でこの本部を立ち上げた」と説明した。
続けて、会議で大切にしたいこととして、「子どもの声や子どもの笑顔はまちの活力や大人の笑顔にもつながる」ことを前提に(1)前向きなメッセージを発出していく(2)困難な状況、深い悩みの中にいる子どもたちに寄り添う施策を大事に(3)行政以外の主体、団体、専門家との共同(4)県内市町との連携は徹底的に強化(5)国から財源も含めてしっかりと取り込むと同時に足らない所をしっかりと提言し、制度充実改善につなげる――の5点を挙げた。
1回目の会議では、子どもに関する年代ごと、テーマごと、主体ごとに現在県で進めている施策と足りていない点を整理し、国への提案・要望への追加項目の検討などが議論された。
本部員らからは放課後児童クラブの取り組みで困っている点があるのではないかや育休を支援する職場のサポートも大事ではないか、いろんな制度から家庭的養護からこぼれてしまう子どもたちに対する支援の重要性などについて意見が上がったほか、滋賀県が他の地域より充実して取り組めている子ども施策をきちんと知ってもらう機会についてなどが協議された。
会議終了後、同本部の窓口として、県子ども・青少年局に三日月知事が揮毫(きごう)した同本部の看板が設置された。
三日月知事は3期目開始から特に「子ども子ども子ども」を掲げ、子ども施策の充実に力を込めている。同本部について「社会全体の資源をより子どもたちに向けていくような取り組みを滋賀でもしっかりやっていくための母体やプラットホームとなるよう、しっかり取り組みたい」と述べた。
次回の本部員会議は今月中旬開催の予定。6月に行う国への政策提案・要望の際に特に強く発信する点などを取りまとめる。








