令和4年「高年齢者雇用状況等報告」
【全県】 滋賀労働局(小島裕局長)は2022年6月1日時点の「高年齢者雇用状況等報告」について県内事業所の集計結果を取りまとめ、このほど公表した。
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」では、高年齢者が年齢に関わりなく働き続けられる「生涯現役社会の実現」を目指し、企業に「定年制の廃止」や「定年の引上げ」、「継続雇用制度の導入」の雇用による措置のいずれかを65歳まで講じるよう義務付けている。さらに、21年4月からは、70歳までを対象とし、雇用による措置や「業務委託契約を締結する制度の導入」、「社会貢献事業に従事できる制度の導入」といった雇用以外の措置のいずれかを講じるように努めることが義務づけられた。
県内事業所の大半が高年齢者の雇用を確保
66歳以上でも働ける事業所も増加
同局では、県内に主たる事業所があり、常時雇用する労働者が21人以上の企業2398事業所を対象に報告書用紙を送付し、調査を実施した。このうち回答のあった2202社からの報告に基づき、高年齢者の雇用などに関する措置の実施状況を集計し、取りまとめた。
同集計結果によると、高年齢者雇用確保措置を実施済みと回答した企業は2197社で全体の99・8%となり、昨年より0・6ポイント増加した。
企業規模別では、従業員が21人~300人規模の中小企業では99・8%で昨年より0・7ポイント増加、300人以上規模の大企業では昨年と同様100%が実施済みと回答した。
また、実施済みとした企業の取り組みの内訳をみると、「定年制の廃止」は91社(4・1%)で昨年より0・1ポイント減少、「定年の引上げ」は498社(22・7%)で昨年より1・5ポイント増加、「継続雇用制度の導入」は1608社(73・2%)で昨年より1・4ポイント減少した(グラフ参照)。
一方、報告した企業のうち、定年を65歳とする企業は全体で440社(20%)となり昨年より1・5ポイント増加。企業規模別では、中小企業が20・6%で昨年より1・4ポイント増加、大企業が7・4%で昨年より3・6ポイント増加した。
また、66歳以上まで働ける制度があるとした企業は961社(43・6%)で昨年より2・9ポイント増加。70歳以上まで働ける制度があるとした企業は919社(41・7%)で昨年より3・3ポイント増加した。
同局では、「今後とも、生涯現役社会の実現に向けた更なる普及・啓発などの取り組みを行うとともに、これらの措置を実施していない企業に対して、労働局、ハローワークによる必要な指導と助言を実施していく」としている。








