子ども、生態系保全、世界とのつながりを重点に
【県】 県庁の仕事始めとなった4日、三日月大造知事は県危機管理センター(大津市京町4)で今年最初の県政経営会議に臨み、今年の県政について職員らにメッセージを発信した。
三日月知事は会議の冒頭「今年度の仕上げや締めくくり、予算や組織体制づくりなど来年度に向けて大事な時期を迎えている。『変わる滋賀、続く幸せ』を標榜する(県の)基本構想は第2期実施計画を作り、2030年に向けて前進する。持続可能性と活力のある行政の実現へ、業務の見直しと効率化を断行していく」と述べ、「『シン・ジダイ』へ。『健康しが2・0』実現、実感のため、新たなチャレンジをする1年にしよう」と呼びかけた。
続けて今回掲げた「シン・ジダイ」について、「『シン』には新、進、伸、芯、心、親、真など多くの意味を込めた」とし、今年の県政重点項目として次の3点を発表した。
(1)「子ども子ども子ども」=出産・子育て環境、保育・教育環境の充実に取り組むとともに、2025年「大阪・関西万博」に滋賀の全ての子どもが行けるプロジェクトをスタートさせる。
(2)「自然環境・生態系」=気候変動対策としてのCO2ネットゼロの取り組みをさらに進めるとともに、生物多様性の保全にこれまで以上に力を入れて取り組む。そのため、昨年12月、生物多様性について話し合う国連の会議COP15で採択された「30by30」(注)に賛同を表明し、県としての主体的な取り組みを更に進めていく。
(3)「世界とのつながり」=米国ミシガン州、中国湖南省との友好姉妹関係を対面交流活動の復活・再開と(仮称)環境・平和友好交流訪問団の組成・派遣により、進化・発展させたい。また、高校生の留学を積極支援する枠組み作りをはじめ、ミシガン州、湖南省、ブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州に次ぐ、第4、第5の友好交流提携先の可能性を探る。
さらに重点項目以外にも「公園の価値魅力の向上、3年におよぶコロナ対応を教訓としたハード・ソフト両面からの感染症対策の強化、北部振興や財源づくりとともに進める交通ビジョンづくりについても近くまとまる予算案や組織体制づくりなどに最大限盛り込み、実行・推進していく」とし、「夢と希望を持ってチャレンジしていく1年にしたい」と意気込みを語った。
(注)「サーティ・バイ・サーティ」。2030年までに陸と海の30%以上を保護区域にする目標。






