【県】 県は来年秋にデビューする近江米新品種の名称を決める投票を来年1月31日まで実施している。
県内では従来、「みずかがみ」をはじめ8月下旬頃が収穫時期となる早稲(わせ)品種が多く、それと栽培が両立できる初秋頃が収穫時期の中生(なかて)でおいしく、作りやすい品種の開発が望まれてきた。
現在、主な中生品種は作りやすいが食味と夏場の高温耐性に課題があるものや、食味は良いが倒れやすい品種が多い中、県は2009年から新品種開発に取り組み、21年、高温に強く、倒れにくく、大粒で外観も美しく、コシヒカリ以上の食味と収量が期待できる中生品種「滋賀83号」を完成させた。
今後、「滋賀83号」は、農薬や化学肥料を極力使わない栽培で育成され、主に家庭消費向けに流通させていく方針。来年、県内各地で最大100人の生産者による試験栽培を開始するとともに、ブランドデザインの作成を開始、収穫後はイベントなどで販売され、認知度や期待値の向上を図った上で、24年度に本格生産、販売開始予定となっている。
来年度のデビューに先立ち、県は今年10月11日~11月13日の期間に新品種の名称公募を実施。寄せられた3522点の名前候補から審査し、「きらみずき」、「滋味満天」、「よばれてや」の3点を選出した。投票では、プロのコピーライターが現在の流行などを踏まえて考案した「みちる」と「てとて」の2点を加えた合計5点の中から選ぶ。近江米の新名称公募は「みずかがみ」以来、10年ぶりとなる。
投票は、特設Webサイトからか郵送で参加できる。特設Webサイトでは、募集テーマの意図や近江米STORY、候補要素なども紹介している。詳細は県ホームページ(https://www.pref.shiga.lg.jp/)を参照すること。
郵送の場合は、はがきに投票したい名称案、名前、電話番号、賞品送付先住所を書き、〒524―0037滋賀県守山市梅田町2―1セルバ守山地下1階 株式会社しがトコ[近江米 名称投票係]まで送付する。また、県内平和堂の一部店舗にも投票箱が設けられる。
投票規定は1人1回。投票結果を基に来年2月下旬に新名称が発表される予定。また投票した人の中から抽選で10人に近江米新品種2kgが贈られる。
県庁で新品種についてPRした県みらい農業振興課では「環境こだわり農業の先進県として、新品種を多くの人に親しんでもらいたい」と期待している。









