滋賀県冬期情報連絡本部の取り組み
【県】 国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所、県、県警察、西日本高速道路(NEXCO西日本)関西支社、中日本高速道路(NEXCO中日本)名古屋支社、同金沢支社、彦根地方気象台で構成する「滋賀県冬期情報連絡本部」では、このほど、今冬の大雪対策として、スタック(立ち往生)車両の発生に伴う車両滞留の抑制や緊急車両の進行を確保することを目的に、昨年末と同程度の大雪の際は、降雪地域への車両進入を抑制し、降雪地域以外での経路選択が可能となるよう、広域的な迂回路へ誘導するとともに、広域的な通行止めを県内で初めて試みることを決定した。同本部では「大雪発生時には、最新の気象情報、道路情報を確認し、不要不急の外出を控えて」と呼びかけている。
大雪時栗東湖南IC以北を通行止め
最新の気象情報・道路情報の確認を
昨年末、彦根市で日降雪量62cmが観測されるなど県東北部を中心に大雪となり、国道8号で2km以上に渡りスタック車両が多数発生、大きな交通混乱となった。
同本部では、昨年末の経験を経て、大雪発生時の雪害対応として、主に次の点を今年から試行する。
(1)昨年の大雪時、名神高速道路の一宮IC(インターチェンジ)~八日市IC間を通行止めとしていたが、八日市ICから国道8号に降りた車両の多くが降雪地帯を北進したため、多数のスタック・停滞が発生したことから、今年、同程度の大雪が想定される場合、名神高速道路の通行止め区間を昨年の大雪時でも比較的スムーズな交通状況だった栗東湖南ICまでに変更し、広域迂回路の選択を可能とする。
(2)過去にスタック車両が発生した区間や急な上り坂で大型車などがスタックしやすい場所「予防的通行規制区間」に「国道21号岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原~滋賀県米原市西円寺」と「国道8号滋賀県長浜市木之本~滋賀県蒲生郡竜王町鏡」の2区間を新規追加し、大雪が予想される場合に一時的な通行規制を行い、集中的・効率的に除雪を行う。
(3)昨年度スタックが発生した国道8号小塚橋(彦根市)に凍結防止装置を設置する。
(4)道の駅「竜王かがみの里」に仮設の除雪基地を設置し、路面凍結防止剤の散布頻度を向上するとともに、AIによる自動検知で迅速なスタック車両の発見や車両移動を図る。
(5)県では、情報収集と発信強化のため監視カメラを28基増設するほか、湖東地域で除雪機械の増強や河川敷を利用した排雪場所を1か所から9か所に増設する。
その他、国道事務所、県、各NEXCOなどではホームページ、SNSのツイッター、新聞、テレビ、ラジオなどを活用し、大雪情報、道路情報、出控え、広域迂回や通行止めの可能性などの情報発信や冬用タイヤ着用の啓発などを実施している。
取り組みについて紹介した三日月大造知事は「昨年のような交通停滞を招かないよう対応していく」と語った。








