「新しい竹村カラーを全面的に出す」
任期満了に伴う栗東市長選挙の投票が10月30日に実施され、即日開票の結果、無所属新人で立候補した元県議会議員の竹村健氏(56)が1万1319票獲得し、同じく無所属新人で立候補した元市議会議員の上石田昌子氏(56)に1431票差で勝利し、初当選した。
栗東市で12年ぶりに実施された市長選は、現職の野村昌弘市長(56)が出馬しなかった結果、新人2氏の一騎打ちとなった。新しい市の顔を決める選挙戦に、告示前から市内だけでなく広く関心が集まっていた。
両候補は市の財政再建や都市計画、子育て支援、学校給食無償化の課題などを争点に告示から1週間、市内各地で論戦を繰り広げた。
今回の投票率は38・97%で過去最低となった。上石田氏陣営は、推薦した連合関係者だけでなく、立憲民主、国民民主の国会議員や県議会チームしが県議団の県議会議員らも応援に駆け付けたが、自公がバックアップ体制を固め、出陣式には野村市長も駆け付けた竹村氏が強さを見せた結果となった。
竹村氏陣営の開票見守りは同市手原3の市商工会館で行われた。午後8時から支援者らが集まり、結果を待っていた会場で、午後10時30分、当選確実の一報が知らされると大きな拍手が広がり、遅れて竹村氏が入室すると、一層大きな拍手が起こった。
壇上に立った竹村氏は支援者らとともに万歳三唱で当選を喜んだ。続けて「厳しい選挙戦だったが期間中の7日間、自身の政策・思いを市民に訴えてきた」と振り返り、「今後は栗東市が抱えている課題に対し、野村市長が立てられた財政健全化の道筋の道しるべをしっかりと踏襲しながら、新しい政策、新しい竹村カラーを全面的に出して栗東市政のかじ取りを担っていきたい」と意気込みを語った。
一方、上石田氏は、「市民に政治への興味を示してもらえなかったのは、私の日々の議員活動、政治活動の未熟さからくるもの。支援者の期待に沿えなかったのは私の責任。来春の統一地方選への準備をはじめたい」と、落胆した表情で敗戦の弁を語った。
現職野村市長の任期は今月17日まで。翌18日から新市長による栗東市政が始まる。







