書籍「スキニシー学校の日々」4月に発売
【栗東】 栗東市荒張の浅柄野で運営されているフリースクール「スキニシー学校」が4月6日、日々の実践の記録を取りまとめた書籍「フリースクール スキニシー学校の日々」(能美舎)を出版する。このほど、同フリースクールの池田勝代表と西澤彩木副代表、林浩一郎理事の3人が県庁で記者会見を開き、書籍の内容を紹介した。
同フリースクールは2019年に誕生した。子どもや保護者らが自由に自然とふれあいながら自分たちのやりたいことに挑戦し、学び、居場所として集っている。その場所は関西弁の「好きにしぃ」から名付けられた。
現在、約100人が登録、原則として週3回開かれ、子どもたちはヤギの世話をしたり、山に穴を掘ったりと自由に楽しみ、保護者らもバーベキューなどに取り組みながら、それぞれの思いを語り合ったりしている。
参加者には、学校に通えなくなった子どもや、学校に通いつつ訪れる子どもなど、様々な背景を持つ子ども達が集まる。中には、小学5年生の時に納得のいくまで知りたい算数について学校の先生が満足いくまで教えてくれなかったことで通学が苦痛になったが、「スキニシー学校」で様々なことを学び、やがて自分の進路として選択した大学の教育学部へこの春から通うようになる人もいる。
同書では、山に穴を掘る、かまどでのご飯炊きに挑戦、飼っているヤギの出産と別れなど、「スキニシー学校」で過ごしている子どもたちの姿をふんだんな写真とスタッフによるエピソードを添えて紹介している。また、利用している子どもたちが語り合った「勉強のこと」、「コロナ対策のこと」、「ヤギの里子のこと」についての会議録も掲載している。同書を出版した能美舎では「学校ではない選択肢を選んだ子どもたちがどんな生活をしているのか本から知ってほしい」としている。
会見で池田代表は「テストや認知能力で図れるものではない大事なものを子どもたちは学んでいる。ここから新しい価値をつくっていければ」と語った。
同書はB5判変形で、128ページフルカラー。1980円。県内の主な書店やインターネット書店などで販売される。
また、「スキニシー学校」では今月20日午前11時~午後3時、栗東市荒張210―12で一般向けに子どもによる子どものためのワークショップ「フォレストマーケットin成谷」(栗東農のある暮らし協議会主催)を開く。ヤギとのふれあい、クラフトなどを子どもたちが企画。同書の先行販売も予定している。






