昨年11月定例県会での大戸川ダム促進決議に「総合的な観点で最終検討中」
【県】 三日月大造知事(46)は2月定例県議会の開会日の15日、新年度予算案の提案説明の中で、「真に持続可能な滋賀をつくることや『新しい豊かさ』を実感できる滋賀を築くため、引き続き県政を担わせてもらいたい」と再選出馬を正式表明した。表明後の記者会見では「この4年間の県政運営評価の審判になる」との認識を示した。(石川政実)
県議会の提案説明では、この4年間を振り返り「刑法犯認知件数の減少、交通事故発生件数の大幅な減少、観光入込客数が大幅な増加になったほか、国立環境研究所『琵琶湖分室』の設置や、東京・日本橋での『ここ滋賀』の開設など、これからの施策展開に向けた基盤整備を図ることができた」と胸をはった。
さらに「集中豪雨など自然災害、人口減少や超高齢化社会への対応、県財政健全化など、乗り越えなければならないテーマがある。また滋賀県で開催される2021年の全国植樹祭、24年の国体・全国障害者スポーツ大会などを準備する責任があり、来る知事選で県民の皆さんの審判を仰ぐ決意を固めた」と再選出馬を表明した。
提案説明後の会見では、自民党県議団が問題にしている治水政策について「昨年末の県議会で大津市の大戸川ダム凍結の4府県知事合意の撤回について決議も行われたので、どう向き合うか最終検討中だ。かねてから検証中の大戸川ダム問題もあるが、その他の課題もあり、また県のこともあるが下流府県や国との関係もあり、総合的に中長期的な観点で県の方向性を示したい」と話した。
24年開催の国体・全国障害者スポーツ大会の開催については「施設整備に多額の費用がかかり、財政の中長期的な見通しは厳しい状況が予想される中、国体をはじめとする大規模公共事業の見直し、効率的な予算の執行に努め、着実、慎重に取り組みたい」と述べた。
また前回の知事選で嘉田由紀子前知事から後継者指名を受けて当選しただけに同氏の路線との距離感については「これまで嘉田県政の継承と(前知事の足らざるところは補い)発展というスタンスでやってきた。私の基本姿勢は対話・共感・協働だが、嘉田氏の優れた部分は対話で、政策面では象徴的な流域治水、子どもたちや若者の施策などだ。逆に私は嘉田氏以上に国とのつなぎ役に努め、若さを生かして現場主義の姿勢で県内各地を自転車や居住などで回り、それをビワイチなどの施策に反映してきた」と三日月カラーを強調した。







