県政NOW 消防本部に高性能指令システム~一瞬の判断が未来を守る~
東近江市・近江八幡市の2市と、日野町・竜王町・愛荘町の3町で構成される東近江行政組合消防本部において、最新鋭のコンピューターと通信機器を備えた高性能消防指令システムが整備され、4月10日から運用が開始されます。
消防本部の管轄区域は、鈴鹿山系から琵琶湖までの約800平方キロメートル(滋賀県の約5分の1)に及び、約25万人の住民の安全・安心を24時間365日体制で守っています。
消防活動において最も重要なのは、通報時の正確な情報把握と迅速な対応、そして的確な指令と現場での高い技術力です。今回導入された高性能指令システムは、こうした基本をさらに強化するものです。具体的には、119番通報時にスマートフォンから現場の映像を送信してもらい、指令センターで受信した映像を司令員や出動隊が現場到着前に共有できる仕組みとなっています。さらに、現場に到着した隊員からの音声や映像も指令センターでリアルタイムに共有されることで、より迅速かつ的確な判断・指示が可能となり、現場対応力の向上が期待されます。近年、災害は多様化・激甚化しており、山林火災も全国で年間約1200件発生しています。その多くは人為的な原因によるもので、特に春先は乾燥や強風により枯れ草や落ち葉が燃えやすく、ハイカーなどによるたき火等が火災につながる危険性が高まります。本年の全国山火事予防運動の標語は「山火事を起こすも防ぐも私たち」とされ、一人ひとりの意識の重要性が呼びかけられています。今回整備された高性能消防指令システムは、地域の安全を支える重要な基盤です。しかし何よりも大切なのは、災害や事故が未然に防がれることです。このシステムが活用される機会が少なく済む、そんな安全・安心な地域であることを願ってやみません。






