鈴木信哉・球団代表インタビュー「地域に愛される県民球団めざす」
今春からプロ野球の独立リーグ・ルートインBC(ベースボール・チャレンジ)リーグに参入する滋賀ユナイテッドBC(草津市)。「琵琶湖を沸騰させる程の熱狂を滋賀に」と意気込む鈴木信哉・球団代表(36)に抱負を聞いた。文中敬称略。(高山周治)
――独立リーグ・ルートインBCリーグとは。
鈴木 今季で十一年目を迎える独立リーグで、野球事業を通じて地域への貢献と活性化、地域に暮らす人々とその子どもたちに夢を与えることを目的としている。
十の県民球団が加盟し、各球団で年間七十一試合(ホーム三十五、ビジター三十六)を戦う。滋賀ユナイテッドBCは、練習場を草津グリーンスタジアム(草津市)におき、ホームゲームは皇子山球場(大津市)、守山市民球場(守山市)、甲賀市民スタジアム(甲賀市)、湖東スタジアム(東近江市)、県立彦根球場(彦根市)今津スタジアム(高島市)で実施する。
さらに加盟球団のほかにNPB(日本プロ野球機構)の巨人、楽天の三軍も交流戦に加わり、BCリーグを盛り上げる。
――なぜ滋賀県でプロ野球なのか。
鈴木 県内にプロ球団がなく、有望な野球少年が県外へ流出している。私は縁あって社会人野球の佐川印刷野球部(京都府下京区)で十一年間プレーした。野球部での経験からスポーツに関わることで社会貢献をしたいと思うようになり、滋賀県に骨を埋める覚悟で独立した。
―どんなチームをめざすのか。
鈴木 元阪神で平成十九年セ・リーグ新人王に輝いた上園啓史氏を監督に、元阪神の桜井広大氏を打撃コーチに迎えて基盤をつくり、独立リーグで確かな存在感を発揮したい。
そして何よりも愛されるチームをめざす。ファンに愛されて選手は強くなれるし、観戦してもらえればつまらないプレーはできない。
――スポーツを通じた地域貢献は。
鈴木 観客増による地域活性化はもちろんだが、スポーツ選手の「入口」と「出口」をしっかりさせたい。「入口」とは、子どもたちに「スポーツは礼にはじまり礼に終わる」を教えること。さらに道具を大切に使うことを知ってもらおうと、グローブ手づくり教室を開いたり、サイズが合わなくなってはけないシューズを海外の子どもたちに贈るスポーツ振興にも取り組んでいる。
「出口」とは、スポーツ選手のセカンドキャリアをつくること。選手にとって引退後の人生は長い。このため、社会で働くため必要なコミュニケーションの向上や資格の講座にも取り組む。
BCリーグ加盟チーム=【東地区】武蔵ヒートベアーズ(埼玉県)▽福島ホープス(福島県)▽群馬ダイヤモンドペガサス(群馬県)▽新潟アルビレックスBC(新潟県)▽栃木ゴールデンブレーブス(栃木県)【西地区】富山GRNサンダーバーズ(富山県)▽信濃グランセローズ(長野県)▽石川ミリオンスターズ(石川県)▽福井ミラクルエレファンツ(福井県)▽滋賀ユナイテッドBC(滋賀県)








