近江の食と景色、もてなしに乗客も大満足
◇東近江
創立120周年を迎えた近江鉄道と滋賀県、沿線5市5町でつくる近江鉄道沿線地域活性化協議会は、記念企画「おいしが うれしが電車」を22・23日に米原―貴生川間に1日1本走らせた。
2両連結の定員72人の切符は発売開始6時間で完売となる大人気ぶりで、しかも、県外客が約7割を占めた。
約2時間半の電車の旅の魅力はまず、食でのおもてなし。近江牛ステーキと東近江青年農業者クラブなど沿線農家が育てた食材を使った「近江満喫御膳」は、車窓からの田園風景と、沿線酒蔵の地酒で、味も格別と大好評。また、東近江市の洋菓子店の地元の果物をふんだんに使ったデザートが参加者の舌をとろけさせた。車内では沿線観光地や特産品の紹介も行われ、途中、高宮駅と八日市駅で20分程度停車すると、地酒の試飲、特産品などの試食、販売に大きな人垣ができた。
八日市駅では東近江市の酒造4社の地酒、ふなずし、政所茶、銘菓「あかね」、湖の国生チーズケーキや、近江八幡市の赤こんにゃくと丁字麩、日野町の日野菜漬け、地酒、鹿肉の缶詰などが並び、発車時刻が遅れるほどの盛況ぶりとなった。ホームでは関係者やキャラクター、応援に駆けつけた商工戦隊赤レンジャイや滋賀学園高校生徒会などが、参加者に近江の名産をアピールした。
京都から参加した熟年カップルは「季節ごとにやってくれたら、また来たい」「電車から降りて沿線を観光してみたい」などと、満足そうに話した。








