コンサートやマルシェで 支援団体や法人、地域の人たち
◇東近江
原因不明で治療方法も解明されていない「難病」ヘの理解と支援のためのチャリティフェスティバル(東近江市・同市教委・同社協・滋賀報知新聞社など後援)が先月二十四日、東近江市下中野町の愛東コミュニティセンターで開かれた。
視覚に障がいをもつ森野裕香里さんと難病の潰瘍(かいよう)性大腸炎の持病をもつ井上克己さんの音楽ユニット「わ音」と、潰瘍性大腸炎患者であるえり(山田絵莉)さんと夫のカフェ&クラフトギャラリー・あるぼっちょ(同市山上町)のオーナー・山田佳史さんの四人で昨年三月に立ち上げた難病支援のチャリティグループ「Team利他」、難病者のワークスペース喜福を運営する「NPO法人喜里」(同市佐野町)の理事長で自身も多発性硬化症の難病患者でもある藤井三千代さんが、昨年十一月に実行委員会を立ち上げ、はじめて開催した。
難病者やその家族が地域の人といっしょに楽しめるイベントはできないかとの趣旨に賛同した団体や個人が多数参加し、ホールや玄関前広場での「チャリティコンサート」をはじめ、健康や福祉・環境にこだわった手づくり食品の販売、手芸作品の販売やワークショップ、ヨガや茶道の体験、占いなどが並ぶ「きりたマルシェ」で、たくさんの交流と参加者の笑顔が会場いっぱいにあふれた。
藤井さんは「イベントに参加し、様々な人たちとの交流を通じて、自分自身や家族の悩みをわかりあえ、病気を持ちながらでも前を向いて明るく生きていけることを知ってもらえるイベントにしたかった」と話した。
えりさんは「難病は難しい病気で、誰もがわからない。ふれあうきっかけで違うものがうまれる。利他は音楽イベント中心だったが、喜里とのマッチングで、支援の輪が広がった。楽しんでもらえるものが増えた」と開催の喜びを語った。
森野さんは「楽しみながら難病や障がいにふれていただき、誰もが地域で難病や障がいを意識することない地域づくりへ理解が広がれば」と話した。
会場では募金も呼びかけられ、この日集まった募金とマルシェでの売り上げ金の一部は難病の人たちへの寄付に、また、直前に起きた熊本地震で被災した難病の子どもたちを支援するために熊本にも送られる。







