人口減少社会に抱負「住み続けたいまちつくる」
◇大津
無所属の現職・新人の計四人が争った大津市選挙は十七日投開票され、現職の越直美氏(40)が、前県議の蔦田恵子氏(54)、テレビプロデュサーの川本勇氏(56)、共産党県委員会副委員長の川内卓氏(60)(共産推薦)の新人三候補を破り、二期目の当選を決めた。投票率は四七・九七%で、前回(四四・一五%)より三・八二%上回った。
午後九時過ぎ、早くも当選確実の知らせが越候補の事務所に届くと、待ち受けた支持者の歓喜がどっと爆発した。
しばらくして事務所に姿を見せた越氏は、支持者の割れんばかりの拍手に迎えられ、「皆さんの思いを二期目、四年間で必ずカタチにしたい」と決意を語り、地元の支援者や滋賀一区選出の川端達夫・民主衆院議員や山田清・連合滋賀会長と喜びの万歳をした。
当選インタビューで越氏は今後重視する政策として、(1)人口減少社会でも住み続けたいまちづくり(子育て支援、高齢者施策)(2)外国人観光客を視野に入れた観光振興(3)持続可能なまちづくり―を挙げた。
また、「選挙戦で出会った有権者の方に感謝したい。正反対の意見などもいただいたが、大津への愛情は共通していた。好きな大津をよくしようと、同じ愛情をもって前へ進みたい」と、感謝の言葉を述べた。
川端衆院議員は「批判に素直に耳を傾け立派な市長になってほしい」とエールを送った。
選挙戦で越氏は、後援会のほか、民主県連や連合滋賀、一部の保守系市議といった組織的な支援、そして前知事の嘉田由紀子・びわこスポーツ成蹊大学学長の個人的な支援を受けながら、一期目の実績(いじめ対策や子育て支援など)と、人口減少社会であっても「住み続けられる大津」(子育て、高齢者施策など)を掲げて、幅広い支持を集めた。
無所属の三新人のうち蔦田氏は、大半の保守系市議が支援に回ったが、政党推薦を受けなかったことなどから、自民支持層に浸透しきれなかった。川本氏は無党派層の票を期待したが、組織がないため広がりに欠けた。川内氏(共産推薦)は、安保法制の廃止など国政問題を訴えたが、伸び悩んだ。








