将来のまちづくりなど
◇大津
大津青年会議所はこのほど、有権者に大津市長選への関心を持ってもらおうと、共産党県委員会副委員長の川内卓候補(無所属、共産推薦)、テレビプロデューサーの川本勇候補(無所属)、前県議の蔦田恵子候補(無所属)の新人三人、現職の越直美候補(無所属)を迎えて公開討論会を開いた。
将来のまちづくりについて、川内候補は「大津は南北四十五キロあり、一極集中のまちづくりはいけない。このため市が検討する支所統廃合を見直す。また、公共交通を整備し、敬老優待乗車証を発行する」とした。
川本候補は「まちづくりはコミュニケーションが基本。三十六支所つながるカフェ計画を掲げ、地域の良さをくみ取る。また『もうける課』を新設して歳入増のアイデアを募る」と述べた。
蔦田候補は「選ばれる街にする。介護離職ゼロをめざし、(特養などの)待機高齢者の問題を解消する。在宅介護、施設の両面を充実させる。中学生までの医療費無償化を実現する」とした。
子育て支援に力を入れてきた越候補は「住み続けられる大津を目指す。子どもを持てる環境をめざし保育園を増やしたが、今後は質を高める。公立幼稚園で三歳児保育も始める。中学給食を実現する」と訴えた。
安全安心な暮らしでは、川内候補は「中学生までの医療費を、通院・外来ともに無料化する。自校方式の中学給食導入で、農産物の地産地消に努める。市民病院は独立法人化を見直して直営化で拡充する」とした。
川本候補は、歩ける距離で生活に必要な機能がそろったコンパクトシティを掲げ、「石山地域でモデルをつくり、他地域へ広げたい」と主張した。
蔦田候補は「大津を中部、北部、南部で三分割して責任者を置き、スピーディーに地域の声をくみ取る。さらに道路、橋の整備がほとんどストップしているので、国補助を受けながら進める」とした。
越候補は「高齢者の足確保が重要」とし、昨年十月に北部で実施したデマンドタクシーを例に挙げた。また、「空き家を若い人に引っ越してもらい、新しいコミュニティーづくりに活用する」などと述べた。
観光では、川内候補は「大津駅を集客拠点だけにするのでなく、住民の知恵も借り、土地利用と一体となった駅を整備する。また、業者の育成を図るほか、市民によるイベントやまちづくりへの財政的な支援も必要だ」と述べた。
川本候補は「ファミリー・家族向けのイベントができるよう、大津駅前広場を仮設ステージなどに使えるようにする。中央通りは、休日は片側通行にし、湖岸までマルシェ、コンサートを開く。お金はそうかからないし、コミュニティーづくりになる」とした。
蔦田候補は「スポーツ、文化、商業施設の拠点として、クラスター(集積)構想を掲げている。プロチームと連携して、国体に向けて民間活力を生かして施設を整備する。観光客は倍増の年間二千万人を実現する」と語った。
越候補は「昨年は外国人観光客が八三%増えた。宿泊者にもっと観光をしてもらうためトップセールスに努め、湖上交通との連携も進める。ランニング、サイクリングの拠点もつくる」と述べた。







