地道な活動たたえる 2個人8団体が受賞
◇大津
公益財団法人ハン六文化振興財団(理事長=松室六兵衛・ハン六四代目主人)はこのほど、県内で文化・教育・スポーツ・社会事業などの分野において優れた業績をあげている二個人・八団体に文化賞や地域振興賞を贈った。贈賞式は琵琶湖ホテルで開催されたが、今回で二十九回目。
“ハン六文化賞”は藤上良信氏、“ハン六地域振興賞”には「和田神社さんやれ太鼓」、「平尾里山・棚田守り人の会」、「県防災士会」、「NPO法人高島・いまづロウイングクラブ」、中村重之氏、“ハン六助成”には「県レディースバドミントン連盟」、「NPO法人CASN」、「FJB FUJIMI Jr・Band」、「笑ってもっと元気をだそう会」が受賞した。受賞者の個人・団体は次のみなさん。
【ハン六文化賞】
▽藤上良信氏(66)=大津市堅田=県バドミントン協会副理事長、県バドミントン協会強化委員長。比叡山高校バドミントン部創部から、四十年間監督(教員)として勤めた。創部四年目で初の全国高校総合体育大会(インターハイ)優勝以後、国民体育大会と全国高校選抜大会を合わせ、二十一回の団体優勝を果たした。
同氏は「今後は、今まで積み重ねてきた経験と四十年以上書き残してきたノートを生かし、指導者育成に役立てたい」としている。
【ハン六地域振興賞】
▽和田神社さんやれ太鼓(代表者・龍池日出夫氏、会員八人、事務局・湖南市菩提寺)=地元の六十軒余りの氏子に守られた小さな和田神社に、古くから春の大祭に“さんやれ祭り”が行われている。新旧住民の交流のため平成二年、有志が集まり“和田神社さんやれ太鼓”を結成。各団地の夏祭りなどに参加。
▽平尾里山・棚田守り人の会(代表者・廣岡太兵衛氏、会員三十人、事務局・大津市仰木)=大津市仰木の平尾地区では平成十六年、都市住民と連携した棚田保全活動が始まったが、この活動に参加した平尾の地元農家と都市住民ボランティアが平成十八年に棚田の保全を目的とする「平尾里山・棚田守り人の会」を結成。棚田を保全する「棚田オーナー制度」や「棚田ボランティア活動(畔草刈り)」―などを行っている。
▽県防災士会(代表者・佐々木南雄氏、会員四十三人、事務局・大津市浜大津)=県防災士会(日本防災士会滋賀県支部)は、県内の防災士の資格をもつ有志で構成された団体で平成十八年に設立。各地の自主防災会、自治会、各種団体等の研修会等を積極的に支援。二十六年度では、県内各地で計三十五回にわたり講演やDIG、HUG訓練の講師派遣などを実施している。
▽NPO法人高島・いまづロウイングクラブ(代表者・市川清氏、会員十三人、事務局・高島市今津町)=平成十九年、若者が活動できる場をつくろうとボートクラブを結成。当初はボートもなく県漕艇場からオーシャンスカル練習艇一艇を借用し、二年目には福井県の大会に参加。男女とも予選レースを勝ち進んだため、オールが足りずレースに出られないハプニングもあった。
▽中村重之氏(71)=大津市観音寺=昭和四十九年、湖西線が開通したのを機に、大津京駅(旧西大津駅)構内に生け花を展示(色紙も含む)し、すでに四十年が過ぎたが、いまも続けている。生け花の流派は伝統ある池坊。スペースの関係で、生花(ショウカ)正風体、生花(ショウカ)新風体といった、花型を中心に展示。
【ハン六助成】
▽県レディースバドミントン連盟(代表者・堀江泉氏、会員四百人、事務局・大津市坂本)=同連盟は、県バドミントン協会に所属し、昭和五十五年に発足した。現在は、県全域の二十歳代から七十歳代の約四百人が登録。日本レディースバドミントン連盟主催の全国大会では、ベスト8入りを果たし、近畿レディースバドミントン連盟主催の近畿大会では数度の優勝を経験した。
▽NPO法人CASN(代表者・谷口久美子氏、会員七十四人、事務局・大津市北大路)=「子どもに寄り添い、子どもに向き合おう」と平成十三年、保育園の園長、学童保育の指導員、管理栄養士、おやこ劇場など様々な角度から子どもに関わっている人たちが集まって平成十三年にNPO法人を設立。十八歳までの子ども専用電話「チャイルドライン」の開設、子どもと一緒に遊ぶ場を提供する「あそび倶楽部」、子どもと一緒に作って食べる楽しさを実感する「スローな子育て」などユニークな取り組みを続けている。
▽FJB FUJIMI Jr・Band(代表者・平野靖子氏、会員二十七人、事務局・大津市富士見台)=小学生にもマーチングの楽しさを知って欲しい、そんな思いから平成十六年、県内でもめずらしい小学生によるマーチングバンドとして活動を開始した。現在メンバーは一年生から六年生まで二十七人で、大津市、草津市、京都市からも参加している。七人のボランティア指導者のもと、富士見小学校の協力で、毎週土曜の午後、同校を借りて、練習をしている。
▽笑ってもっと元気をだそう会(代表者・竺文彦氏、会員数十九人、事務局・大津市京町)=県庁前やその周辺に元気がないことから、文化活動者や街づくり活動家が集い、世話人会「笑ってもっと元気をだそう会」(略称「わらげん会」)を平成二十年に結成して、低料金で落語寄席「わらげん寄席」を年四回行い、落語を通じて、人々の楽しみや交流を図っている。







