「涙・初恋」テーマに最優秀4作決定
◇大津
京阪石山坂本線の第九回「電車と青春21文字メッセージ」の受賞作品が決定した。石坂線21駅の顔づくりグループと電車と青春21文字プロジェクトの共催。
電車が少し揺れる 二人の鞄がそっとキスする
最後の定期 君と会える有効期限
貴女が下車する一分前 喉元に好きが込み上げる
話したい 君の友達降りてくれ
同賞は、石坂線沿線には多くの学校があることから、通学の足として親しまれている。このことから「電車と青春」にちなんで、沿線二十一駅と同じ二十一文字のメッセージを一般から毎年募集している。
今回は「涙・初恋」をテーマに、北海道から沖縄までの四十七都道府県、海外四か国から過去最多の五千四十八点が応募され、俵万智さん(歌人、作家)が最終審査した。
この結果、最優秀賞に▽竹内喜一さん(37)=大阪府=「電車が少し揺れる 二人の鞄がそっとキスする」(石坂洋次郎青春賞)▽ゆうこさん(61)=滋賀県=「最後の定期 君と会える有効期限」(初恋賞)▽茂木意さん(17)=山形県=「貴女が下車する一分前 喉元に好きが込み上げる」(さわやか賞)▽中村泰基さん(21)=千葉県=「話したい 君の友達降りてくれ」(MAKE YOUR SMILE!賞)―の四作品が選ばれた。
このほか、入賞作品二十点、入選作品七十六点が選ばれた。俵さんは作品全体評として、「人の数だけ、そして電車の数だけ恋がある…そんな印象を受けるほど、さまざまな恋愛模様が、今年も届けられました。昨年に続き、若い人の健闘が目立ちましたが、年配の方の言葉の工夫も注目されました」とコメントしている。
なお、最優秀作品と優秀作品は今月二十九日まで、京阪電車石山坂本線で運行する「石坂青春号」の車体にラッピングされている。また、「電車と青春21文字メッセージ~涙・初恋~」をテーマにした「初恋ロビーコンサート」が二十八日午前十一時から、びわ湖ホール(大津市)で開かれる。問い合わせはしがぎん経済文化センター(TEL077―526―0011)へ。






