大津~蹴上間の下り
◇大津
琵琶湖疏水を活用した観光船の運航を検討している京都市と大津市は、来年三月下旬から試験運航を実施することを決めた。かつて通船が行き交った琵琶湖疏水に再び観光船を運航させることで、新たな観光の目玉にしようと、今年一月から両市で協議が続けられてきた。
実行委員会(両市と鉄道事業者で構成)に出された案によると、運航区間は疏水事務所大津分所(大津市)~蹴上船溜まり(京都市左京区)の七・八キロの下り。
民間委託により、事前申込みで乗客を募り、五月の大型連休まで実施する。船は、長さ七メートルのモーターボートで、八人乗りを予定している。
実施案は、来年一月、二月にも開かれる実行委員会で再検討され、二月には最終決定する。
なお、琵琶湖疏水の観光船プロジェクトを巡っては、昭和六十二年にも大津市が京都市へ提案したが、当時は京都市側が「安全確保が難しい」と難色を示した経緯がある。
今回は、琵琶湖疏水の産業遺産として価値に着目し、観光船による集客効果への期待が、両市で一致した。行程の半分を占めるトンネルの安全性については、京都市の調査で「安全」とされた。








