10月5日の開幕戦に向けて発進
◇全県
bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)2013―2014シーズンの開幕を前に十四、十五日の二日間、滋賀県立体育館で「bjチャレンジカップ2013inSHIGA」が開かれた。地元の滋賀レイクスターズは一勝一敗で、参戦した四チームの中で三位。新チームで迎えた初陣の経験を無駄にせぬよう、選手たちはチーム力を高める糧とし、開幕戦に向けて練習を重ねている。
チャレンジカップには、滋賀レイクスターズと浜松・東三河フェニックス、大阪エヴェッサ、バンビシャス奈良の西地区四チームが参加。シーズンさながらの熱戦を繰り広げつつも、各チーム準備段階とあって選手の仕上がりや戦術の有効性、改善点に目を向けた。
新指揮官であるクリス・ベッチャーヘッドコーチ率いる新生レイクスは、初戦で奈良に73対85で敗れたものの、高いディフェンス力を誇る浜松との三位決定戦を80対79でものにし、初勝利をあげた。
主力のディオニシオ・ゴメス選手がカップ直前の来日になるなど万全な体制ではなく、攻撃の組み立てに円滑さを欠く場面も見られた。一方で、元NBA選手のマーシャル・ブラウン選手が連日二桁得点をあげ、ブランドン・フィールズ選手もスピード感あるパスで存在感を示し、溝口秀人選手も落ち着いたプレーで得点を重ねるなど、新加入選手の活躍が光った。
試合後、ベッチャーヘッドコーチは「チームに貢献できる選手がそろっており、全員がプレーできる状況だけに、たまにリーダーシップを持ってチームをけん引するほどのプレーをする選手が少なくなってしまう」点を課題に挙げ、「これから選手たちは経験を通して互いの特長を理解し学び合い、チームの協調性を高めていく」とし、挑戦と進化の過程であることを強調した。
チーム創設から六シーズン目。「何よりもコートに立てたことが、僕にとって第一の収穫」だったと、久々に笑顔で語ったのは、創設当初から在籍するキャプテン・小川伸也選手=長浜市出身=。
絶好調の中で、左膝手術のため戦線離脱を余儀なくされた昨シーズン。「実力で出られないことよりも、けがで出られないことが悔しくて。この悔しさをバネに、夏の間ずっと取り組んできた。その思いを形にし、チームの結果へ変えていけるようやっていきたいというより、やっていきます」。苦しみと向き合い、覚悟の深さが増した小川選手は、両試合とも二十分以上出場し、三点シュートやドライブを決めるなど完全復活の兆しを感じさせる活躍を見せた。
新チームについては「モーションオフェンスと言って決まり事がそこまで多くない中で、各個人が好き放題やりすぎている面とやらなすぎている面があり、アンバランスな状態」と分析、「練習や試合を重ねていくうち、誰に最初にシュートを打たせるかや誰に最初にボールを持たせるかといった決まり事が、言葉ではなく暗黙の了解でできていくと思う。僕たちにはもう少し時間が必要」だとした。
滋賀レイクスターズは、十月五、六日に敵地での島根スサノオマジック戦が開幕戦となる。同十二、十三日に敵地で浜松と戦った後、ようやく十九、二十日にホームの野洲市総合体育館で琉球ゴールデンキングスを迎え撃つ。







