NPО法人「菜の花プロジェクトネット」
◇近江八幡
菜種油や廃食油をバイオディーゼル燃料(BDF)に精製して再利用するなど「食とエネルギー」を切り口にした活動を通じ、「地域自律の資源循環型社会」を目指すNPО法人「菜の花プロジェクトネットワーク」(近江八幡市安土町)は、東日本大震災の被災地でBDFを活用した光のイベントを、現地の住民団体と連携して今秋以降に開く。
被災地から持続可能なまちづくり発信
従来の農地再生支援に加えて実施
イベントが計画されているのは、南相馬市(福島県)などの三市町。東近江市湖東地域で毎年夏実施されている、BDF発電による光のイベント「コトナリエ」のノウハウを提供し、現地と協働して開催することで、被災地の人々に元気になってもらおうと企画した。
南相馬市などの被災地ではすでに平成二十三年度から、菜の花畑二十数ヘクタールが栽培されている。チェルノブイリ原発事故被災地で培った経験を生かし、土壌中の放射性物質を吸い上げる菜の花を、放射能汚染や塩害で農業生産できない土地で栽培し、収穫された菜種をBDFに精製し、農耕機械などに利用している。
今年度は、従来の事業を継続しながら、東近江市湖東地域の光のイベント「コトナリエ」の技術、経験、ノウハウ(廃食油BDFによる発電、エコ花火、徹底したごみ分別など)による支援を行う。
また、プレイベントとして、菜の花の開花(現地四月~五月)にあわせて、津波に耐えた同市のモミの木を、BDFによる発電でライトアップする。また、福島県内の子どもたちを「コトナリエ」に招待することも検討している。
同ネットワークの代表、藤井絢子さんは「復興支援の一助になるとともに、持続可能なまちづくりを改めて考えるきっかけにしたい」と話している。







