県教委が市町教委集め緊急会議
◇全県
昨年十月に大津市内の中学二年生男子生徒がいじめを苦にして自殺したとされる問題を受け、県教育委員会は十一日、県教委と県関係部局による「いじめから子どもを守るための緊急対策チーム会議」と、県教委と各市町教育委員会、小・中・高校代表による「いじめから子どもを守るための緊急対策会議」を相次いで開いた。
両会議では、大津市内の中学男子生徒、さらに昨年十一月に高島市内の中学校で起きたいじめ問題について市教委と学校、県教委の対応の経緯、そして「いじめを認知できているのは氷山の一角」との問題意識を共有した。
意見交換では、中学校校長会会長の日岡昇・近江八幡市立八幡中学校校長が「保護者は一連の報道で非常に心配されているので、各教育委員会は早く(アンケート調査など)対応を形に出さなければならない」と迅速な対応を訴えた。
高等学校校長協会会長の辻寿朗・東大津高校校長は「以前に比べていじめが見えにくくなっている。加害者、被害者だけでなく、傍観する生徒にも注意して、教師が掃除など活動場所に積極的に足を運び気付かなければならない」と述べた。
小学校校長会会長の野沢剛・長浜市立長浜北小学校校長は「小学校は担任が問題を一人で抱えることが多い。普段からいかに学校で組織的に取り組んでいくか、体制を見直す必要がある」と問題提起した。
大津市同教委学校教育課の川崎文男課長は会議終了後、報道陣の問いかけに「調査や今回の問題については、方法が適切であったかどうか見つめ直し、(今後の)会議で出していく場があるかもしれない」と答えた。
また、越直美市長が市教委への不満を示したことに「調査が十分でなかったことを反省している」と陳謝し、市長が明らかにした外部委員会による調査については「(市教委としては)コメントをひかえたい」とした。







