夏休み子ども美術館「ひらけ!!フシギのたからばこ」
◇大津
県立近代美術館(大津市)は、夏休み子ども美術館「ひらけ!!フシギのたからばこ」を開催している。九月二日まで。
同美術館は平成十三年度から毎年、常設展示を「夏休み子ども美術館」と名付け、子どもや初心者を対象に“美術入門編”的な展示を行っている。毎回特定のテーマを設け、問い掛けを含んだ解説パネルの設置や、クイズ形式のワークシートの無料配布、そして遊べるコーナーの開設などによって、誰でも気軽に美術館の展示品に親しむことができるよう工夫した展示となっている。
今年の「夏休み子ども美術館」は「ひらけ!! フシギのたからばこ」と題し「作品の中の不思議な要素、不思議な世界」をテーマに開催する。
人物、もの、風景、色やかたち、そして描かれた不思議な話。表現された内容はそれぞれ違っていても、どの作品も「フシギ」がかくされている。無料配布のガイドブックを片手に質問に答えながら、作品の中に隠れた様々なフシギをあばき、作品の謎を解き明かす。
展示作品数は、現代美術部門三十九点、日本画・郷土美術部門十八点。および併設の小倉遊亀コーナー(十四点)と工芸展示コーナー(五点)を含めて、総展示点数は計七十六点となっている。作品展示の他に、カードで遊べるプレイコーナーも用意している。
内容は、人間を表わした作品の中の風変わりな表現法に注目する「フシギなにんげん」▽日用品をモチーフにしながらも奇抜な表現となった作品を見る「フシギなぶったい」▽現実離れした風景、あり得ない空想の風景、風変わりな表現法など「フシギなけしき」▽色とかたちを組み合わせて作った抽象絵画の面白さを紹介する「フシギないろとかたち」▽ストーリーを持った幻想的な作品を鑑賞し、ストーリーを読み解く「フシギなおはなし」▽一年間の時間の流れを巧みに表現した作品などをみる「フシギなじかん」となっている。
出品作家は、日本美術は山元春挙、岸竹堂、菱田春草、冨田溪仙、紀楳亭、野添平米、沢宏靱、三橋節子、岡田徹、野口謙蔵、中村善種など近代日本画・洋画の巨匠たち。
現代美術は、アーシル・ゴーキー、フランク・ステラ、トム・ウェッセルマン、クリスト、イサム・ノグチ、ジョゼフ・コーネル、ジョージ・シーガル、オノサト・トシノブ、篠原有司男、福岡道雄、野村仁、靉嘔(あいおう)、池村玲子など内外の現代美術作家たち。
観覧料は一般四百五十円、高校生大学生二百五十円、小学生中学生無料。
問い合わせは同美術館(TEL077―543―2111)へ。








