参加者約400人 外来魚21キロ駆除
◇東近江
伊庭の里湖(さとうみ)づくり協議会主催の「外来魚駆除釣り大会」が十日、東近江市伊庭町にある能登川水車とカヌーランド周辺で催された。
「外来魚を減らし、三十、五十年前の伊庭内湖の自然体系に戻したい」(同協議会・田中信弘会長)との思いに共鳴し、琵琶湖の生態系を脅かす外来魚退治にと、親子連れら約四百人が集結。
午前十時から始まった釣り大会で、ブルーギル六百七十八匹とブラックバス二匹、総量にして二十一キロが回収された。
参加者のうち、最高の三十三匹を記録したのは西村寛一さん・暖斗くん・琉斗くん家族=東近江市東沖野三丁目=で、寺田定雄さん=東近江市五個荘五位田町=は一人で二十五匹を釣り上げた。
体験活動を通して自然の大切さを学ぶ能登川地区子ども会指導者連絡協議会のイベントの一環として参加した荒川春城くん(小学五年生)は「きれいで魚がいっぱいいる琵琶湖が好き。昨年は一匹も釣れなかったけど、今年はブルーギルが釣れたので、来年も参加したい」と笑顔を見せ、母・紀三子さんも「普段は仕事に出ているので、こうやって釣りをしながら、子どもとゆっくり会話できたので参加してよかった」と話していた。
外来魚がえさに食らいつくのをじっと待つ間、参加者が先に外来魚をパクリ―。
伊庭内湖の自然を守る会(長谷川美雄会長)が、下処理済みブルーギル二十キロ(約二百六十匹)とブラックバス五キロ(約十匹)のからあげや、会員が釣ってきたモロコ(約八百匹)の天ぷらを揚げたてで振る舞い始めると、すぐに長蛇の列ができた。
強烈な引きに負けず大物のブルーギルを釣り上げた西塚虎太朗くん(小学五年生)は、「初めてブルーギルを食べたけど、あまり魚の味がしなかった。ブラックバスの方が甘味があって、おいしい」と食べ比べた感想を語り、違いの分かる外来魚通になっていた。








