関西初 移動販売車「セブンあんしんお届け便」
◇東近江
株式会社セブン―イレブン・ジャパンは七日、同社内で関西初となる移動販売車「セブンあんしんお届け便」の運用を、東近江市五個荘清水鼻町にあるセブン―イレブン五個荘清水鼻店で始めた。
五個荘清水鼻店 東近江市と愛荘町で展開
少子高齢化や人口減少に伴い、生鮮食料品の小売店をはじめ身近な生活拠点が減り、社会環境の変化が移動手段を持たない人たちの買い物の不便さを増大させている。
そこで、三年前から自家用車を使い、近隣の高齢者宅などに配達を行ってきたセブン―イレブン五個荘清水鼻店の平尾研木オーナー(35)は「近隣にも移動手段のないお年寄りが多く、昔ながらの“御用聞き”サービスを始めたところ、『ありがたい』との声をたくさんいただいた。お客様に喜んでもらい、社会貢献を実感できることこそ、商売人として一番のやりがいで喜びでもある。スタッフ全員で頑張っていきたい」と使命感に燃え、移動販売車導入を決めた。
“近くて便利”をキャッチフレーズに、買い物支援さらに食生活のサポートを行う「セブンあんしんお届け便」では、同社が独自開発した移動販売専用車両(雪道にも対応する四輪駆動軽トラック)を走らせる。
おにぎりや弁当、自社ブランドの惣菜、飲料、お菓子、日用雑貨のほか、冷凍庫完備のため暑い夏にほしくなるアイスクリームなども購入可能で、日常使用頻度の高い生活必需品に絞り込んだ商品約百五十アイテムを搭載している。
この移動販売車は、昨年五月の茨城を皮切りに、一道八県で十六店舗が導入しており、関西初となる五個荘清水鼻店で十七台目。
小売店舗に乏しい東近江市の永源寺地区や愛東地区、愛荘町全域を中心に、平日(一日十カ所前後)巡回販売を行い、土曜日と日曜日は老人ホームなどを回る。また、個別住宅への巡回販売にも対応する。
午前十時半から五個荘清水鼻店駐車場で行われた出発式には、愛荘町商工会・蔭山明夫会長や東近江市社会福祉協議会・宮部庄七会長、五個荘清水鼻町自治会・植野吉男会長らが駆けつけ、地域福祉の一翼さらに地域活性化にも期待を寄せた。
出席者が見守る中、華々しく出発した移動販売車は、五個荘山本町の介護老人保健施設ここちの郷に到着。車いすで出てきた八十六歳の入所女性は「足が悪くなり、昔のように自転車に乗って買い物に出掛けられない。ご飯までの間、ちょっとだけよばれられるお菓子がほしかったので、こうやって販売に来てもらえるのはありがたい」と笑顔で語った。
豊富な品揃えと選ぶ楽しみをのせた移動販売車が、地域住民に笑顔も運んでいる。移動販売に関する問い合わせは、セブン―イレブン五個荘清水鼻店(TEL0748―48―6400)まで。







