大津市 NPО法人「どこでも介護」
◇大津
「いくつになっても旅を楽しみ、長生きしてよかったと感じてほしい」と話すのは、県内初の高齢者のための旅行業を始めたNPО法人「どこでも介護」(大津市)の大西友子代表(47)。
旅行好きなお年寄りが、体が不自由になってふさぎこむ姿をみて、「旅の楽しみをもう一度」と、五年前からボランティアで始めた。
三年前にNPО法人、今春には旅行業を取得し、信頼性と専門性を高めた。メンバーは十四人。最重度の要介護五まで対応し、介護資格をもつスタッフが現地の医療情報を把握し、身の回りの世話をしながら、旅の夢を叶えてくれる。
たいていは日帰りだが、二泊三日の長距離旅行も。最近は、余命を宣告されたお年寄りをお世話をした。医師の許しを得て、十数年ぶりにふるさとの土を踏み、兄弟に出会い、再び縁をつなげられた。本人は今も元気で、今春は花見を楽しんだ。
旅の目的は人によって様々。心身のリフレッシュだったり、思い出の地で人生を再確認するものだったりする。だから、「小さなNPОの良さを生かし、利用者の『旅の意味』を理解し、きめ細かい心配りで応えたい」と話している。







