古代道路跡の北側から建物跡
◇大津
大津市教育委員会は、近江国庁関連遺跡である中路遺跡(大津市神領二丁目)の古代道路跡の北側から建物跡が見つかった、と発表した。
中路遺跡は奈良時代から平安時代にかけて、瀬田丘陵一帯に配置された近江国庁とその関連施設の一部と考えられている。市教委は平成十八年以降、三次にわたる調査によって、礎石建物二棟、古代瀬田橋から東に直線的に延びる道路遺構などを確認した。
これらの調査では、国庁と同じ飛雲紋をあしらった軒瓦や、公の機関による修理品であることを示す「修」の刻印が押された瓦などが見つかっている。
平成二十一年度の第三次調査では、底に瓦が溜まった状態の溝が、丘陵斜面の四周を囲んでいること、区画内部は地形の高い部分を削り、低い部分に盛土をして、平坦な土地を確保している事などがわかった。
今回の調査は、前回確認した区画の内部を知る事を目的として実施し、その中に礎石建物一棟が建っていたこと、建て替えがあったこと、平坦面を確保するための造成の範囲などがわかった。







