先行きは製造業などでやや改善見通し
◇大津
大津市商工会議所は、今年一月―三月期の大津企業景況調査の結果をまとめた。調査結果を示す指数としてDI指数(景気動向指数)を採用している。DI指数は実数値などの上昇率を示すものでなく、強気、弱気などの経営者マインドの相対的な広がりを意味する。
調査によると景況感は、昨年末に持ち直した建設業が再び悪化し、製造業が超円高などの影響で大幅悪化し、卸売業でも悪化した一方、サービス業では改善し、小売業は横ばいで全体では足踏み状態が続いている。
先行き見通しについては、円高進行が一段落し、欧州の債務危機への懸念が後退したことなどから、製造業をはじめ全ての業種で業況はやや改善すると見込んでいる。
ただ、原油価格の上昇や原発の再稼動が厳しい情勢から、電力問題などの不安材料があり、先行き不透明感が残っている。
なお、各DI指数の概要は次の通り。
▽「前年同期比でみた業況判断DI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、前四半期マイナス三五から今四半期マイナス三八と悪化が続いている。建設業は前四半期に改善したが再び悪化した。製造業は超円高などの影響で大幅悪化し、卸売業でも悪化した一方、サービス業では改善し、小売業は小幅改善で全体では足踏み状態が続いている。
▽「前年同期比でみた売上DI(全体)」(「増加」―「減少」)は、前四半期のマイナス三二から今四半期マイナス三三と横ばい。業種別にみると、業況判断と比例して建設業が悪化、製造業が大幅悪化、卸売業も悪化。一方、サービス業では改善し、小売業も小幅改善。
▽「前年同期比でみた採算(経常利益)DI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、前四半期も今期もマイナス三八で横ばい。業種別にみると、業況判断と比例して建設業が悪化、製造業が大幅悪化、卸売業も悪化。一方、サービス業では改善し、小売業も小幅改善。
▽「三か月前比でみた資金繰りDI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、前四半期のマイナス一六から今四半期マイナス二三とやや悪化した。業種別にみると、ほとんどの業種で悪化しているが、建設業だけがやや改善した。
▽「前年同期比でみた従業員DI(全体)」(「不足」―「過剰」)は、前四半期のマイナス二が今期マイナス五と過剰感が少し強まった。業種別にみると、製造業、卸売業で過剰感が強まっている。サービス業では引き続き不足感がある。






