国分尼寺跡の可能性も
◇大津
大津市教育委員会はこのほど、石山国分寺遺跡(石山国分一丁目)の発掘調査で、多量の軒瓦と香炉である緑釉火舎獣脚(りょくゆうかしゃのじゅうきゃく)、花瓶のような灰釉陶器多口瓶(かいゆうとうきたこへい)、三彩壷などの貴重な土器類が出土した、と発表した。
石山国分遺跡は、白鳳時代から平安時代にかけて(七世紀後半~十一世紀)の遺跡で、これまでの調査では、白鳳時代に建立され平安時代には国分寺となった国昌寺、平城京の北京として計画された保良宮などがあったと考えられている。
今回の調査は宅地造成に伴って実施されたもので、今回の調査地が国分寺近くの国分尼寺の推定地とされていることから、同寺の遺物と推定されている。
現場からは礎石の抜き取り穴や築地塀の可能性のある溝が見つかっているほか、多量の瓦が廃棄された瓦溜まりから、多くの軒瓦とともに、寺院跡で検出されるような三彩壷や緑釉陶器、灰釉陶器などの高級調度品と平安時代前期の土器が出土した。










