2月5日・野々宮神社で出立式「ガオの使者」も募集
◇東近江
八日市地区の若手の商店経営者や後継者らでつくる「ほない会」は、湖東地域に古くから伝承されて来た妖怪「ガオ」の使いの出前訪問を希望する家庭を募っている。
ガオは、昔から言い伝えられる想像の妖怪で、成長過程にある子どものわがままな心や考えを第三者的に戒める家庭の躾教育に使われてきた。
ほない会では、自分勝手な考えや行動をしない道徳心を教える昔の良き風習を見直し、地域に残されている生活文化を継承していくとともに、子どもたちに正しい道理を導く想像上の妖怪「ガオ」を教え、親や家族の言うことに従うよう諭すことで素直な子どもに育つよう願いを込めて毎年この時期に取り組んでいる。
出前は、ガオではなく「ガオの使い」で、同会メンバーたちが考えた妖怪の姿に扮して希望する家庭の子供たちを訪れる。
訪問日時は二月五日の午後六時~八時までで東近江市内の二十世帯程度を予定。応募多数の場合は抽選。
ガオの使いが家庭に訪問すると、(1)悪いことをしない(2)嘘をつかない(3)もったいないことをしない(4)親の言うことをきくの約束と、訪問先の家庭からのリクエストがあった約束事一つを加えた計五つの中から三つ程度の約束を守るよう子どもに諭す。
子どもがガオと約束を交わすと、その場で子ども自身が約束を守っているか自己監視するための「ガオのお札」を置いて立ち去る。お札には、(1)約束を破るとガオが現れる(2)約束を守っているとガオの霊力で厄災から護られる、という御利益がある。
訪問先の対象は、小学二年生(八歳)以下の子どもがいる家庭で、脅かしにいくのが目的でないという保護者の理解と同意があり、事前に子どもへの対応と事前打ち合わせができることが申込みの条件。
今年は、ガオの使者になりたい人も募集している。対象は高校生以上で性別は問わない。二月に訪問するための練習を行う。いずれも申し込みと問い合わせは、八日市商工会議所(TEL22―0186)へ。三十一日締め切り。
同会では、今年からガオの使いとお札に霊力を宿し、訪問先の子どもと家庭、家族の無病息災、家内安全を祈願する出立式を同日午後五時から野々宮神社で行う。一般参加も可。







