地元反対 「地盤の弱さ」「施設転用」を危惧
◇大津
幸福の科学学園関西校(大津市仰木の里東二丁目)の平成二十五年四月の開校を目指して、施設の建設工事が一日、着工された。完成は来年十二月末。県庁では同日、同学園が着工を受けて記者会見を開いた。
同校は中高一貫校で、中学二百十人、高校三百人の計五百十人(一部通学生)。敷地面積は七万九千平方メートルで、施設は校舎(地下二階、地上二階、塔屋一階)、体育館(兼講堂)、学生寄宿舎(地上四階、塔屋一階)、食堂など。
地域住民への説明については、昨年十月にUR(独立行政法人・都市再生機構)から土地取得して以来、学校の理念や教育内容、工事関係など延べ三十回以上の説明会を開いたり、とくに多かった質問については学園ニュースにまとめて各戸に配布しているとした。
また九月から、対話会を(月二回)開いたり、那須本校(栃木県那須町)への見学会を実施したりしている。
地元の建設反対運動について林雅敏副理事長(55歳)は「理解を深めてもらえるよう今後も話をしていきたい。交流の場も今後増えてくるので、教育内容を知りたい人を一人でも二人でも増やしたい」と述べた。
また、住民が慎重な対応を求めていた県の私学審議会(学校の設置認可を審議)は、八月二十九日に申請書を審議し、施設や生徒数に対する教員数など国と県の基準に適合していることを確認し、継続審査としている。来年十二月の施設完成以降に再審議し、最終報告を出し、これを受けて県が最終判断するという。
これに対して地元では昨秋、同学園がURから土地取得して以来、建設反対運動が続いている。現在は十一自治会による「仰木の里まちづくり連合協議会(まち連)」が中心になって、学校予定地の弱い地盤で発生する地滑りや、将来の宗教施設への転用の可能性を危惧しており、これを否定する説明を学園や市などから受けている。しかし、「納得できる根拠が示されていない」として、計画の白紙撤回を求めている。








