帝国データバンク
◇全県
民間調査会社・帝国データバンクは、十一月の県内の企業倒産情報を公表した。
それによると、法的手続きによる負債一千万円以上は十八件で負債総額十二億四百万円となり、一件あたりの負債額は六、六〇〇万円(前月二億六、五〇〇万円)となった。
前月比でみると、件数は前月を三五〇%上回り、負債総額についても一三・六%増加した。
前月では、件数で四件減少して半分となった上、五億円を超える大口倒産が一件の発生にとどまったことで、負債総額についても大きく減少した。これに対し十一月は、件数で大きく膨らみ今年最多を更新した上、五億円を超える大口倒産はなかったものの、倒産件数の増加によって負債総額も増加した。
前年同月比では、件数で一五七・一%増加し、負債総額についても九七・四%増となった。前年同月は、件数が前々年比六五・〇%減の七件にとどまった上、大口倒産の発生がなかったことから件数・負債額ともに前々年を大きく下回る水準に落ち着いていた。
直近十年間の十一月倒産としては、件数では二〇〇八年に次いで二番目の高水準となり、負債総額では二〇〇一年に次いで四番目の高水準となっている。
倒産の主要因をみると、「景気変動要因」によるものが十七件。前年同月比では、件数で十一件増となっている。また「その他の要因」によるものが一件発生した。
前年同月比では、件数で同数、構成比では八・七ポイント減少となっている。なお、前年同月と同様「企業内要因」について当月の発生はなかった。
依然として景況感の悪化による倒産が高い比率を占める傾向に変わりはなく、当月はその傾向が顕著となっている。
資本金別では、「個人経営」が七件発生、前年同月比では件数で五件増えた。また「資本金一千万円未満の法人」は五件となり、前年同月比では、件数で三件増えた。
「資本金一千万円以上五千万円未満」については六件となり、前年同月比では三件増えた。また、前年同月と同様に資本金五千万円超の倒産について十一月の発生はなかった。
負債額別では、「五千万円未満」が十三件となった。前年同月比では、件数で九件増となった。「五千万円以上一億円未満」は二件となり、前年同月比では一件増となった。「一億円以上五億円未満」は三件となり、前年同月比では一件増えた。なお五億円以上の倒産の発生は前年同月同様なかった。






