「近江の女」たち
昨年1年の世相を表す漢字の1位に「暑」が選ばれた。これは、(財)日本漢字能力検定協会が毎年、年末に1年の世相を表す漢字1字を募集し、発表しているもの。「暑」が選ばれた理由は、記録的な「猛暑」日の連続により、熱中症にかかる人が続出するなど、深刻な地球温暖化問題が浮き彫りになったためだ。
しかし、むしろ3位の「不」の方がふさわしかったかもしれない。中国漁船が衝突事件を起こした尖閣諸島問題や北朝鮮による韓国への砲撃など、「不」安定なアジア情勢、それに的確に対処できない民主党政権と、国民の不安は募るばかりだ。
そんな中にあって新しい潮流も始まっている。「地域のことは地域で決める」と、地域主権改革が動き出した。滋賀県を始め、京都、大阪府など2府5県が参加して広域的な事業に取り組む「関西広域連合」が昨年12月1日に発足した。国の出先機関の受け皿を目指し、「関西」からのろしを上げた。
一方、この1月から滋賀県を舞台にしたNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」がスタートする。悲運に見舞われながらも力強く生きた近江の女たちが主役である。時代が現代に移っても、女性の嘉田由紀子知事が、滋賀県を、関西広域連合を引っ張っている。時代の主役は、戦国の世も現代も「近江の女たち」なのだ。








