16日 商工会議所が表彰
日本舞踊・内田会秋のおどり
=愛東町= 私立かすが保育園
びわこ空港
蒲生町綺田区の環境アセス同意問題
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年11月12日(日)第12459号
(湖東・八日市市)
県芸術祭・八日市市芸文祭参加の「秋の舞踊」(八日市日本舞踊内田会主催、滋賀報知新聞社など後援)は、十二日正午から県立八日市文化芸術会館で開催される。伝統芸能の踊りの道を歩む約五十人が日ごろの精進を舞台で披露する。
=愛東町= 私立かすが保育園
保育士と調理員募集
(湖東・愛東町)
愛東町妹の私立かすが保育園(文室智恵子園長)が申請していた社会福祉法人化が認められ、来年度から「春日福祉会・かすが保育園」として再出発する。
同町には保育園は同園しかなく、これまで県内で唯一、認可保育園がない自治体だった。
同保育園は、今年で創立四十三年目を迎える伝統ある個人園で、地元では「かすがさん」として親しまれ地域にとけ込んだ園運営に信頼が寄せられ、一九五八(昭和三十三)年の開園以来これまでに二千人を超える卒園生を送り出してきた。
これまで幾度か法人化への取り組みが行われてきたが、園施設の規模等の問題で具体化出来なかった。このほど、国の基準を満たす施設が整ったことで認可保育園への願いが実現することになった。
法人化されると個人経営では受けられなかった園児数に似合った措置費が、国、県、町から給付されるのに伴い町役場で入、卒園の管理と保育料の徴収が行われ、園運営は法人に任される。来年度の園児募集は十二月ごろから町役場で受け付ける。
なお、同園では新年度からの法人化にともない保育士と給食の調理員をそれぞれ一人募集している。ともに年齢四十歳ぐらいまでの有資格者で臨時ではなく正職員として勤められる人。勤務は、保育士は採用決定直後から、また、調理員は来年四月から。問い合わせは午前八時半から午後五時までの間に同保育園(TEL0749-46-1958)へ。
びわこ空港
県への事実上判断一任
蒲生町綺田区の環境アセス同意問題
推進・反対の拮抗で収拾つかず
=知事の「総合的判断」へ影響大=
(湖東・蒲生町)
蒲生・日野の両町に予定しているびわこ空港建設計画に反対している地権者集落、蒲生町綺田区(池内康夫区長・六十七戸)は十日夜、環境影響評価調査(環境アセス)に同意するかどうか判断する住民総集会を開き、賛否両論で拮抗する区内の意思統一は困難と判断、最終的には県・町に区の現状を伝えて判断を委ねるという、事実上一任という形で決着した。
昭和六十三年に空港予定地が、同町に決まって約十二年。周辺地域で唯一環境アセス実施に反対していた同区が大きく方針転換したことで、国松善次知事が二十日に公表するとしているびわこ空港計画への「総合的判断」に大きな影響を及ぼしそうだ。
総集会に同席した安井一嗣町長は、これを受けて来週早々にも国松知事に対して、推進・反対が入り交じって収拾のつかない同区の現状を文書で伝えるとともに、「(環境アセスの実施について)県の責任において判断してほしい」とする付帯意見をつけたいと話している。
また、同区が最終判断とした九月三十日付けの「環境アセス不同意」文書の取り扱いに巡っては、当時の意見として尊重するとした上で、今回の総集会の結果を重く受け止めて「両方(推進・反対)の意見があることを認めた」と、あらためて区内の一本化の難しさを認識した。
同町の環境アセスへの考えとしては、十月二日に国松知事に同区の「環境アセス不同意」文書とともに手渡した町の付帯意見で、すでに「環境アセス調査を実施されますようお願いいたします」と、着手要望は織り込み済みであるとしている。
この日の総集会でははじめに、環境アセスへの理解を求めるため出席した安井町長が、空港を取り巻く現状について▽(推進と反対が拮抗して)綺田区の総意がまとめにくい▽県政の最大課題である▽実現に向けて周囲の期待が大きい―の三点を列挙。さらに、このまま空港計画がとん挫すれば最終責任が同区に向けられかねないとして「町長へ責任を負わせてほしい」と、今後の議論につなぐ町長への一任をにじませる発言を繰り返し強調した。
これを踏まえた同区の対応についての住民協議では、「意見は多く出ているが、(賛成と反対が平行線をたどって)バラバラの意見ばかり。統一できなかったら、会合を何度しても同じこと」「環境アセス調査と空港建設は切り離したものとする考えと、そうでないとする意見があるが、これはいくら協議してもまとまるものでない」と、これまでの情勢を見て推進、反対の歩みよりの姿勢がないことを指摘する声が相次いだ。
全体の意見を汲みとった池内区長は最後のまとめとして、現状から解決策を見つけるのは難しいとした上で、これ以上の論議は区内の溝が深まるだけとし、「県の責任において(空港問題を)解決されるよう返上したい」と、事実上行政側に環境アセス実施の是非を一任することを提案し、反対意見もなく承認された。
同区は、一部移転を含む直下集落という厳しい立地条件に加えて、地権者が半数あることが、問題解決を一層複雑なものにしてきた。騒音被害や自然破壊への不安から起きる反対は根強いものがあったが、一方で「地域発展の機会を逃すべきでない」「綺田の反対で最終責任を被るのは回避したい」と、推進を望む声が多数あったのも事実だ。
県へ提出された同区の「環境アセス不同意」文書(九月三十日付け)についても、▽まとめ方が不自然で総意(賛否)を反映していない▽文書の作成経過が地区民に報告されていない―と、推進住民があらためて総集会を開くよう要望するなど区内に反発が広がっていた。
今回の結論について池内区長は「どちら(推進・反対)の肩をもっても大変なことになる。現状を町長を通じて県に伝えてもらい、県に責任をもって対処してもらいたい。県が環境アセスメントを実施することにしても、区としては同意したわけでないが、問題を返上した以上やむえない」と、出口の見えない論議に終止符を打つ苦肉の策であると語った。






