地元企業24社に求職者150人
八日市土木事務所がパンフで紹介
てんびん太鼓「飛鼓」初舞台も
図書館法施行50周年を記念
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年11月8日(水)第12455号
(湖東・広域)
厳しさがまだまだ残る経済状況の中で、新しい職場を探す人と、少しでも良い人材を確保したい地元企業が集まって、面接などを行う「2000求人・求職フェアin八日市」が八日市駅前のアピアホールで六日開かれた。
ハローワーク八日市、近江八幡パートサテライト、八日市市、八日市商工会議所、近江八幡商工会議所が合同で開いたもので、今回で五回目。彦根市から野洲町までの企業24社の人事担当者、学生十五人を含む求職者約百五十人が参加した。
冒頭あいさつに立った奥村晃一郎八日市商工会議所会頭は、「滋賀県の有効求人倍率は全国平均を上回っているが、まだまだ厳しい状況に変わりはない。優秀な人材が地元の企業で活躍すれば地域の活性化にもつながる」と参加者を激励。城宗雄八日市公共職業安定所所長も、「窓口ではまだまだ景気の回復とまでいっていないが、求人表は増加傾向にある。ただ、リストラによる離職者も多く、厳しい状況が続いている。今日のチャンスをぜひ生かしてほしい」とあいさつした。
参加者は受付で受け取った求人情報一覧表や掲示板などで希望の職種や雇用条件などをチェックし、目指す企業のブースに向かい、人事担当者から会社の概要や求める人材などについて説明を受け、自分の能力をアピールするなど、真剣な面持ちで面接に望んでいた。
今回のフェアへの参加呼びかけに対し、企業側は積極的な参加申込があったが、求職者数は前回の四分の三程度に止まった。会場では、面接の順番を待つ企業がある一方で、最後まで面接希望者が来なかった企業も見られた。
ある企業の人事担当者は、「今回は求職者の就職への意志を確認させてもらいました。改めて会社に来てもらって再面接します」と話し、企業側も求職者側も慎重な態度で臨んでいた。
八日市土木事務所がパンフで紹介
住民が提言した日野川像
=水に「遊び」「学ぶ」がキーワード=
(湖東・広域)
八日市土木事務所は、自然と歴史、文化に育まれた日野川の将来像を提言したパンフレット五万五千部を、流域一市五町(近江八幡市、中主・野洲・竜王・蒲生・日野の五町)の全世帯にこのほど配布した。
このパンフレットは、公募で選ばれた流域一市五町の九十四人で構成する「日野川みらい会議」が、「みんなが水に遊び、学ぶ日野川」をテーマに活動成果をまとめたもの。昨年六月から今年八月まで、八回の会議と専門家によるアドバイス委員会、現地観察を重ね、日野川の将来像について構想を膨らませた。河川整備で住民の意見を反映させるのは、県内で初めて。
提言のテーマには、(1)安心して暮らせる防災面(流域の保水、貯留機能、防災システム)の充実(2)多くの生物が生息できる自然環境(水質の向上、水量の回復、樹林池・河畔林の保全)(3)魚つかみや虫とりなど自然とのふれあい(4)安全で快適な水辺空間の利用(5)全国に文化を発信・情報交換する流域・・の五項目を設けた。
さらに日野川を下流から上流にかけて、▽河口~大畑橋(近江八幡市)▽大畑橋~善光寺川合流付近(竜王町)▽善光寺川合流付近~佐久良川合流付近(蒲生町)▽佐久良川合流付近~日野川ダム直上(日野町)の五つのエリアに分けて、それぞれ重点テーマを定めて将来像を検討した。なお、将来像の主な提言は次の通り。
◎全川共通事項◎
【防災】情報伝達(警報)システム▽避難経路と避難地の設定▽ヘリポート基地▽量水標の設置。
【自然環境】▽流域全体における水質の常時改善と水量の回復▽流域自然ネットワークの創出、保全▽「ビワマスがのぼる川(仮称)」をテーマにした川づくり。
【ふれあい】川とのふれあい促進地区における散策道「ふれあいロード(仮称)」、スロープなどの整備。
【利用】自然と調和したサイクリングロード「日野川流域五十景巡り(仮称)」▽住民と行政とのパートナーシップによる維持管理の推進▽定期的な川の清掃「日野川クリーンアップ週間(仮称)」の設定などの定期的な川の清掃。
【流域】住民手づくりの川づくり、流域づくりによる日野川流域の活性化。
◎河口~大畑橋◎
ふれあい、利用促進に重点を置く。カヌーなどの水遊び場や魚釣り場など、川に親しめる施設を整備する。また、河川敷のオープンスペースを有効利用するため、スポーツ広場を設ける。
◎大畑橋~善光寺川合流付近◎
防災、ふれあいに重点を置く。都市化進行地域であるため、とくに▽堤防・河床の切り下げ▽川幅拡大▽漏水対策▽蛇行解消▽鉄道橋(JR琵琶湖線)の改築―など防災に備えた河川改修を実施する。また、川とのふれあいについては、住宅密集地周辺での雑木林の創出、公園、桜並木を整備する。
◎善光寺川合流付近~佐久良川合流付近◎
歴史、文化の再発見、保存に重点を置く。流域五十景の歴史・文化・言い伝えをまとめた本の編さん、史跡.伝統文化の保存に取り組む。また、雪野山を中心にした歴史公園や歴史資料室を整備する。
◎佐久良川合流付近~日野川ダム直上◎
森林、河川の自然環境の保全に重点を置く。近自然工法護岸や蛍、小魚にやさしい環境づくり、ダム湖の水質保全に取り組む。
てんびん太鼓「飛鼓」初舞台も
伝統の響きに500人酔う
=五個荘町で和太鼓フェス=
(湖東・五個荘町)
五個荘町てんびんの里文化学習センターで、このほど地元集落の祭太鼓と各地の創作太鼓が共演する「てんびんの里和太鼓フェスティバル二〇〇〇」(町・町教委主催)が開催され、町内外から集まった和太鼓ファン五百人余りが伝統の響きに酔いしれた。
異年齢集団教育の核として同町が取り組んでいる「和太鼓」にちなみ、現在活動中の創作太鼓グループ「てんびん太鼓・響音」のより一層の発展と、近隣市町で活躍中の和太鼓グループとの交流を目的に、本格的なフェスティバルとしては初めて開かれた。
当日は、地元下日吉のまつり太鼓をはじめ淡海達磨太鼓(能登川町)、和太鼓集団婆娑羅(八日市市)、湖国十二坊太鼓こども太鼓(甲西町)、湖国十二坊太鼓保存会(同)、てんびん太鼓・響音と、今回初舞台を踏むてんびん太鼓・飛鼓(ぴこ)の七グループが出演。
屋外の特設ステージを舞台に、それぞれが大小様々な太鼓を使い分けたオリジナリティーあふれる楽曲を披露し、足の先からバチの先まで洗練されたポーズも凛々しく、観客席は常時大きな拍手に湧いた。
また、てんびん太鼓の師匠にあたる「舞太鼓あすか組」も特別ゲストとして登場し、衣装にもこだわった雅やかなステージで観客を魅了した。
図書館法施行50周年を記念
県下から 磯部氏ら2人
=功績賛え文部大臣表彰=
(全 県)
図書館法施行五十周年を記念して文部省は、地域における図書館活動の推進に尽力し、同活動の振興に功績のあった人に対し文部大臣表彰を贈ることを決めた。
県下からは、五個荘町立図書館長で県公共図書館協議会常任理事も務める磯部博氏(77・五個荘町五位田)と、県公共図書館協議会会長で草津市立図書館長の井上眞澄氏(57・草津市南笠東一丁目)の二人が受賞した。
磯部氏は、平成元年の五個荘町立図書館の開館に準備期から携わり、平成三年四月に館長に就任。地域に密着した館運営により同館を全国有数の貸出冊数を誇る図書館(同人口規模)に成長させた。また、平成七年度から五年間県公共図書館協議会副会長として活躍し、会長を補佐して平成十一年度第八十五回全国図書館大会滋賀大会を成功に導いた。
一方、井上氏は、平成元年四月に現在の草津市立図書館長に就任。図書館の貸出に重点を置き、同館を全国有数の貸出冊数を誇る図書館に成長させた。また、県公共図書館協議会会長としても現在八期目を迎え、県内公立図書館の指導的役割を果たしており、会長として磯部氏と共に、平成十一年度の図書館大会滋賀大会を成功に導いた。





