うつくしいわが街をめざす
日野町北山畜産団地で住民運動
竜王町クッキング
保険料金・賦課割合平準化へ答申
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年10月7日(土)第12418号
東部学童保育所 新築移転
御園こどもの家が完成
=公設民営、独立施設の市内第1号=
(湖東・八日市市)
八日市市立御園小学校に市立御園こどもの家がこのほど完成し、東部学童保育所の新しい活動拠点施設として三日に開所を迎え、子どもたちの元気な声が早速響いた。
東部学童保育所は、昭和五十二年に県下で七番目、市内ではじめての学童保育所として妙法寺町の個人所有家屋で民設民営でスタート、平成四年に市内林田町の個人所有地に父母会が建てた中古のプレハブ教室に移って子どもたちの放課後の活動を行って来たが、借地である上、建物の老朽化が激しくなっていたことから、今回、市が子育て支援事業の一環としての放課後児童健全育成事業を実施するため、国の平成十一年度少子化対策臨時特例交付金の助成を受けて御園子どもの家として新施設の建設を進めていた。
完成した御園子どもの家は、軽量鉄骨造、亜鉛メッキ銅板葺、平屋建で、延床面積は百十一・八五平方メートル。内部は、保育室(畳部分二十四畳、フローリング部分四十六・一七平方メートル)と、調理室、静養室がある。建設事業費一万二千二百四十万円。
公設民営で独立施設としては市内第一号で、市が東部学童保育所父母会(前崎成子会長)に施設を貸与し、運営を委託する。授業を終えた子どもたち(三十七人)は、午後六時過ぎまで指導員や友達と一緒に、勉強や遊びの時間を過ごす。
開所式では、中村功一市長が「次代を担う子どもたちが心身ともに健全に成長してくれること、施設が地域の人達に愛されて運営されることを願います」とあいさつ、子どもたちにも「大いに遊んで勉強してください」と激励した。また、藤井和麿校長が、「このすばらしい施設はたくさんの人の努力があって完成しました。新しい施設に感謝して大切に使うとともに、勉学に励んで下さい」と述べ、学校との連携を約束した。
これにこたえて前崎会長は、「子どもたちには、仲間、空間、時間の三つの“間”がなくなってきている、学童、保護者、地域が支え合って、子どもたちを育てるための一つの核となていくために力を注いでいきたい」とあいさつ、子どもたち一人ひとりから出席者全員に、誓いのメッセージが手渡された。
うつくしいわが街をめざす
それぞれの思い込めた738点
=標語・ポスター優秀作品決まる=

(湖東・八日市市)
市民一人ひとりが考え、行動し、協力してきれいな住みよい八日市のまちをつくろうと、「ゴミ減量・リサイクル」「水環境」「花と緑のまちづくり」をテーマに市民から募集していた「うつくしいわが街をめざす」標語・ポスター(市、消費生活展運営委、まちをきれいにする八日市市民運動推進協議会主催)の優秀作品が決まり、このほどアピア情報プラザで開かれた「2000八日市消費生活展」で表彰、展示が行われた。
今回の作品募集には、標語部門で小中学生四百四十五人から五百五十七点、一般・高校生十二人から二十二点、ポスター部門で小中学生百五十九人から百五十九点の応募があり、ポスター一般・高校部門の応募は無かった。それぞれの入選者は上の通り。
【標語小・中学生の部】
◯最優秀賞 古市晃代(船岡中一年)
「捨てる」から 「もう一度」にする 心がけ
◯優秀賞 小嶋麻記子(船岡中一年)
奥和也(八日市北小六年)
若松千紘(八日市北小六年)
【標語一般・高校生の部】
◯最優秀賞 安井弘信(布施町・24歳)
子に未来 投げたらアカン ゴミと夢
◯優秀賞 小森典歳(栄町・71歳)
藤田幸子(建部北町・31歳)
【ポスター小・中学生の部】
◯最優秀賞 山田真由(船岡中二年)
◯優秀賞 西久保真由(玉園中一年)
奥村美奈(布引小六年)
日野町北山畜産団地で住民運動
養豚業者の移転難航
=環境汚染への不信ぬぐえず=
(湖東・日野町)
四條畷市の養豚業者が進める日野町音羽への移転計画が、地元住民の反対を受けてこう着状態になっている。
「悪臭や糞尿などで生活環境が乱される。適正な処理をする経営能力があるか疑問」とする住民側と、「県、町が開いた畜産団地なのになぜ駄目なのか、納得できない。公害対策は百パーセント行いたい」とする業者側との話し合いは、平行線をたどったままだ。
この移転計画は、大阪府が同市で進める下水処理場建設計画に伴うもので、予定地に含まれる業者の立ち退き期限は平成十二年度末。代替地について府は、養豚業に適した土地が府内に見当たらないとして、独自で探すよう要請していた。
問題になっている候補地は、農業公園ブルーメの丘東側の農業振興地「北山畜産団地」(畜産九戸、製茶八戸)の一角。前所有者が放牧地の傾斜を平坦にするという理由で、県から産業廃棄の許可を得て建築廃材を埋めたことや、糞尿を野積み・垂れ流しにしていたことから、地元住民との間で何度か摩擦があったという。今回のトラブルは、これまでの畜産経営への不信感が、そのまま養豚業者の移転計画につながったといえる。
町へ示された計画書によると、六万平方メートルの敷地内に畜舎三棟と農地、牧草地を設け、最終的には豚千五百頭を飼育するとしている。建築許可申請の前提となる土地の境界確定が、地元の反対で進まないため、一部の土地登記にとどまっている。
地元の西大路自治会(奥村康太郎会長)は七月、悪臭を発する大量のたい肥が持ち込まれたのを契機に、西大路地区住民(五百二十六戸・千八百四十八人)の九割以上に当たる千八百三十六人分の進出反対署名を町、県へ相次いで提出。九月十五日には同町が仲介に入り、業者と住民の話し合いが行なわれたが、計画に信用できるデータが欠けるとして物別れに終わっている。
地元が提出した反対署名の文書によると、「排出される糞尿、悪水、悪臭が地区住民に与える悪影響は耐え難いもの」と生活環境への影響を挙げ、さらに「下流域の水質汚濁など農業経営に与える悪影響は大きなもの」と、農業面についても強い不安を訴えている。
これに対して業者側から地元へ送られた文書では、進出予定地が県、町によって開発された農地であることから「養豚業をするのは問題無い」と主張。さらに懸念される糞尿や悪水、悪臭の対策については、発酵菌を利用するオガ粉を畜舎に敷き詰めて定期的に交換し、それを急速発酵(コンポスト)で処理して肥料として流通させることから、垂れ流しや野積みによる水質悪化はないと否定している。
なお、これに対応して北山地区養豚経営会議(委員長・山田尚夫助役)を設置している同町は、「当初は住民の意向を尊重して、進出断念を含めた再考を申し入れてきたが、現時点ではきっちり話し合いをしてもらって、正しい判断をしてもらいたい」と、問題解決の糸口を探している。
竜王町クッキング
受講生を募集中
=10月から農村改善センター=
(湖東・竜王町)
地元でとれた野菜を使った「竜王町クッキングスクール」が、十月二十五、十一月二十八、十二月十六日の三回にわたって、同町農村環境改善センター(山之上)で開催される。
身近な素材を使ったスペイン料理、パンづくり、ソバづくりに挑むほか、榎和子滋賀女子短期大学長(滋賀の食事文化研究会所属)を招いた「ほっとトーク」で食と農について理解を深める。
十八歳以上の人が対象で、定員三十人。希望者は、十五日までに所定の申込用紙に必要事項を記入し、受講料三千円を添えて同センター(TEL0748―57―1029)へ申し込む。
保険料金・賦課割合平準化へ答申
近江八幡市国保運営協議会
「応能割」45%を確保
=「税」から「保険料」へ移行 =
(湖東・近江八幡市)
近江八幡市国民健康保険運営協議会(友清尚昭会長)は、国民健康保険料金の平準化と徴収制度を税金から料金に移行することについて二日、諮問を受けていた川端五兵衞市長に答申書を手渡した。
保険料の平準化とは、保険料の算出基準となっている、所得と資産に額に応じて賦課金を決める「応能割」と家族数や世帯に応じて課税されている「応益割」の比率を50対50の同率に近づけていくことで、税負担の公平性を期する観点から国が各自治体に改善を求めている。
近江八幡市の場合は、平成七年に見直しが行われているが現在の「応能割」と「応益割」は68・5%対31・5%の比率で、県内七市の中では平準化が遅れている。
「応能割」の保険料を決める賦課要素になっている土地や家屋などの資産は、恒常的な利益を生まないことや市外に保有する資産は課税対象になっていない不合理な点が指摘され、その解消に向けて条例の改正が各自治体で取り組まれている。
また、納入率の向上等をねらいにこれまで「税金」と位置付けられていた徴収制度を「保険料」に移行することは、健康に関する介護保険制度の保険料と同じテーブルにつけて、料金徴収制度の透明性を高めることがねらい。
今回、提出された答申書では「応益割の率を引き上げて45%を確保し、応能割との格差を縮めること」と「資産割率を段階的に低率にし、平成十三年度から現在の二分の一まで下げ、最終的にはゼロにすること」の二点が骨子となっている。また、保険料の移行も同年度から行うことを求めている。
平準化が進んでも保険制度の運営資金総額には変化はないが、応益割の率がアップされることで低所得世帯には負担が強まる結果となるため、この改善策として新たな軽減措置が盛り込まれている。中間所得者にとっては結果的に値上がりとなる場合が多い。
市では、平準化を進めることによって低所得者に対して行われる軽減措置によって国や県から補助金が支給されることから慢性化している赤字減らしに取り組めると見込んでおり、答申を受けて来年度からの実施できるよう準備を進めていくことにしている。





