里山保全プロジェクトで大発見
八日市市「河辺いきものの森」
61の模擬店、ステージショーも多彩
蒲生、竜王町の介護老人保健施設
不況下でも儲けた企業群
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年9月29日(金)第12409号
頭も体もリフレッシュ
地域で支え合う高齢社会
=建部東総自治会「ふれあいサロン」スタート=
(湖東・八日市市)
八日市市建部東総自治会(廣畑通雄会長)は、地域の高齢者の生きがいづくりを目指す「ふれあいサロン」をスタートさせ、このほどはじめてのサロンを建部東穂作会館で開いた。
地域内の高齢者や一人暮しのお年寄りが地域の人達と一緒に様々な活動を通して、互いに支えあいながら明るく元気に暮らしていこうと毎月二十日に開かれるもので、この日は約六十人が参加した。
「聞いて得する話」では、八日市健康福祉センターの大佛正隆所長による「健康は幸せ感から」で、いつまでも健康で長生きするための秘訣などの話を聞き、続いて近くの市立八日市北小学校の溝江透教諭の指導で、ゲームや手遊び、童謡を歌いながらの簡単な運動などで楽しく体と頭をほぐた。
このあと、香川県出身の井下正さん(63)の指導で、地元で今年収穫した小麦を使って前日から地域の人達が協力して打ったうどんで作った「昆布うどん」が参加者に振る舞われ、「八日市の新名物にしよう」などと本場讃岐うどんに舌鼓を打ちながら、これからのサロンのことや世間話など、和やかな雰囲気の中で初回のサロンを楽しんでいた。
里山保全プロジェクトで大発見
八日市市「河辺いきものの森」
絶滅植物ハイハマボッス確認
=専門家でも初めての代物=
(湖東・八日市市)
八日市市建部北町の愛知川河辺林で整備が進む「八日市いきものふれあいの里」(河辺いきものの森)において、近畿地方で絶滅したとされる植物「ハイハマボッス」が確認されたほか、レッドデーターブックに記載の植物も発見されている。
市民ボランティア里山保全活動団体「遊林会」(世話人代表・武藤精蔵同市花と緑の推進室長)は、市が行なう整備とともに茂った灌木の徐伐や竹林での伐採・抜根、笹や竹の駆除などの作業を続ける一方、 これと平行して生態系調査にも乗りだし、リストを手に植物の追跡調査にも力を入れてきた。
遊林会の植物保護活動で、日差しに強さや土壌の乾燥、水の流れなど微妙な環境の変化で、これまで土に埋もれていた植物が目を覚ますようになった。現時点で、九種類もの環境庁や県のレッドデーターブックに記載されている植物が確認されている。
中でも、過去に近畿地方で兵庫と滋賀県だけに生息し、現在では絶滅したとされていたサクラソウ科のハイハマボッスは、植物学者の間でも実物を見るのは初めてというほど珍しい植物という。大阪市立自然史博物館の藤井伸二氏に紹介を出し大発見が分かった。
同市では植物の確認の都度、整備作業の変更や経過観察の体制を取っている。ハイハマボッスについては、森に水の流れを復元する水路工事の現場に接しているため工事を一時中止し、来シーズンの生育状況を確認するなどして工事を再開する。一方、種子や株を完全に保全できる施設に預け、専門家から生息への環境づくりについて助言も受けている。
市と遊林会は、貴重な植物が確認できたことに対し「動植物の宝庫であった里山を再生させるプロジェクトの初期の目的が達成できた。整備工事にも柔軟に対応し、生物の生存の場を確保していく」と話している。
61の模擬店、ステージショーも多彩
第8回能登川ふれあいフェア
=10月1日 ふれあい運動公園で開催=
(湖東・能登川町)
『環境・2000 みんなでやろうよ今すぐに』をキャッチフレーズに繰り広げる「第八回能登川ふれあいフェア」(町主催)が、十月一日午前九時│午後三時、能登川町栗見橋付近の愛知川河川敷、町ふれあい運動公園で開催される。雨天決行。
今回のメインテーマは「環境」で、エコライフ製品やプラスチックリサイクル啓発などの展示コーナーほか、テーマにちなんだステージイベントや一般参加によるリサイクルフリーマーケットが会場いっぱいに催される。
模擬店は、たこ焼やフランクフルト、コロッケなどお馴染みの食べ物の販売はもちろんのこと、町商工会の「マイカー点検教室」や観光協会の「物産品展示販売」、近江だるま保存会の「近江だるま展示および製作工程」、能登川消防署の「起震車体験乗車」、能登川病院の「日頃の健康チェック」など、六十一もの多彩なブースが大集合し、家族そろっての楽しい休日を演出。ステージイベントでは倉森ひとみさんとアメリカザリガニの二組のゲストが登場し、ユニークな司会進行でイベントを盛り上げてくれる。
当日は、駐車場の混雑が予想されるため、町内三十三か所を巡回する無料シャトルバスも運行する。詳しい問い合わせは町役場総合企画課(TEL42-9922)へ。ステージプログラムは次の通り。
【ステージプログラム】午前九時半~開会セレモニー/午前十時~南小学校バトン部演技披露/午前十一時~滋賀県湖国21世紀記念事業出前広報・うぉーたんが紹介/午前十一時半~未来戦隊タイムレンジャーショー/午後〇時~かんきょう◯×クイズ/午後〇時半~環境大声大会/午後一時~大ビンゴゲーム大会/午後二時~未来戦隊タイムレンジャーショー/午後三時~閉会
蒲生、竜王町の介護老人保健施設
ケアセンター蒲生野オープン
=リハビリ通じ健康生活を支援=
(湖東・広域)
身体機能が低下したお年寄りが再び健康的な在宅生活に復帰できるよう、医療と介護が一体となったサービスを提供する蒲生、竜王両町の介護老人保健施設「ケアセンター蒲生野が二十五日、蒲生町桜川西の蒲生町病院隣にオープンした。
同センターではリハビテーションだけでなく、家族ぐるみで介護に取り組めるよう研修会を開くなどして、介護支援の拠点施設を担う。
蒲生・竜王両町が、特別養護老人ホーム「万葉の里」(竜王町山之上)に続く高齢者福祉施設として総事業費約八億四千八百万円を投じて建設し、運営は社会福祉法人「雪の会」に委託する。
鉄骨造二階建て、延床面積約三千二百平方メートルの館内の主な施設では、一階は▽機能訓練室▽デイルーム▽浴室(一般浴室、特殊浴室)▽食堂▽調理室▽介護研修室▽相談室▽ボランティア室▽洗濯室▽リネン室、二階は▽療養室二十三室(個部屋十四室、四人部屋九室)▽浴室(一般浴室、特殊浴室)▽食堂▽談話室・レクレーション▽洗濯室―が設けられている。
同施設で提供されるサービスは、定員五十人の入所サービス(滞在期間・三~五カ月程度)とショートステイ(同・一~七日程度)、定員三十人の通所リハビリテーション(午前九~午後四時)の三種類。入所サービスについては介護認定で要介護1~5とされた人が対象だが、その他のサービスは要支援の人から利用できる。
具体的には、入所サービス・ショートステイでは同センターに滞在しながら看護と介護、機能訓練が一体となったリハビリテーションが受けられ、通所リハビリテーションでは自宅から通いながら、▽機能訓練▽入浴▽食事▽レクリエーション―などが利用できる。
希望者は事前にケアセンター蒲生野(TEL0748―55―5533)へ電話、または直接来所して申し込むか、介護支援専門員に相談する。面接日時は申し込み時に連絡する。
不況下でも儲けた企業群
昨年度県内法人所得ランキング100社
桑原組・トップ10内堅持の7位
=企業間で業績の格差拡大=
(湖西・広域)
民間調査機関の帝国データーバンクは、昨年度の県内法人申告所得ランキング上位百位を公表した。
それによると高島郡内では、桑原組(安曇川町)が前年の四位から七位に落ちたもものトップ10入りを堅持した。また、前年五十二位だった高島鉱建(今津町)が五十位にランクアップ、伊丹製薬(今津町)がも年一~三位から大きくジャンプアップし七十七位となった。

県内の申告所得公示社数は四九九社。前年と比べて三十社減少したが、所得金額の合計は一、二八二億一、三五八万円で前年対比五・○%増となった。件数が減少した半面、金額は前年実績を上回る結果となった。
滋賀県では上位百社のうち七十社(前年五十二社)が前年の所得額を上回った。公示対象企業数が減少した一方、百社内で五○%以上伸ばした企業が二十三社(同二十社)あり、一社あたりの金額では前年に比べ一○・九%増加しており、企業間で業績の格差が拡大していることを示している。
また、前年のランク外(一○一位以下)から一○○位以内にランクインしたのは二十社(前年二十六社)あり、上位クラスで業績を大きく回復している企業の健闘が光る。
上位十位内では、上位三社が前年と同じ順位となった。また、八社が前年と同じ顔ぶれだが、十位までで前年実績を下回ったのは滋賀銀行の一社のみ。半面、残る九社のうち六社は前年を三○%以上上回る申告所得を残した。
新たにランクインしたのは、滋賀県信用農業(協連)と高尾金属工業の二社。首位は前年と同じ滋賀銀行で、個人預金の増強に注力し平均残高は増加、効率的な資金運用と経営効率化、不良債権処理を進め、三年連続して首位を堅持した。二位も前年と同じ日本電気硝子で、平面ブラウン管や通信機器向けが伸長し、為替差損がありながら、原価改善で所得金額は増加した。
三位も前年と変わらず平和堂が入った。新規出店と食品売場の拡大強化、既存店の活性化、経費削減などで申告所得は大幅増となった。
伸び率五○%以上は二十三社を数え、十位以内の伸び率トップは、前年十三位であった滋賀県信用農業で、申告所得は前年の約二・五倍となった。一方、百位以内の申告所得の伸び率五○%以上(前年公示なしを含む)の企業は二十三社に上り、うち倍増企業は前記の滋賀県信用農業をはじめ、グリーン近江農協、滋賀トヨタ自動車、イチバンコーポレーション、恒仁会、近江鉄道、東びわこ農協、ヨーガアイソトープ、九州精鋼、ゴーシューの十社(前年十一社)。いずれも、きびしい経営環境下で健闘している企業といえる。





