県外からの応募が減少、総数は1割増
抑留生活の苦しみ、妻子への愛惜
蒲生町 百済文化に触れませんか
竜王町の動物ふれあい広場
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年8月12日(土)第12354号
お手玉、竹馬など手づくり道具
昔の遊びでスキンシップ
=八日市地区で楽しく遊ぼう会=
(湖東・八日市市)
八日市地区老ク連はこのほど、延命公園の市老人福祉センター延命荘前広場で「子どもとお年寄りで楽しく遊ぼう会」を開き、昔ながらの遊びで地区内の子どもたちと一緒に楽しいひとときを過ごした。
地域に根差した文化の伝承と、お年寄りの知恵や経験を次の世代に伝えることを目的に、平成九年度から市内の老ク連で取り組んでいる「ふるさと八日市わらべ塾」事業の一環として開いた。
遊ぼう会には老人クラブ会員らお年寄り約二十人と、地域の小学生約三十人が参加。お年寄りが手づくりで用意した水鉄砲、竹馬、竹とんぼ、お手玉、折り紙、紙鉄砲などを使って一緒に遊んだ。
子どもたちは最初、なかなかうまくいかなかったが、お年寄りにちょっとしたコツを教えてもらったり、お年寄りが上手に操るのを見て懸命に挑戦するなど、素朴でありながら奥の深い昔の遊びにいつの間にか引き込まれ、お年寄りも童心にかえって、子どもたちに負けないぐらい楽しんでいた。
ふるさと八日市わらべ塾では、これまでに「ジャンボカルタ」や「ふるさと紙芝居」などを子どもたちと一緒に作製して遊ぶなど、毎年テーマを設けて取り組んでおり、今年度は各地区の文化や特色を生かした伝承文化や遊びを子どもたちに伝えることをテーマに取り組むことになり、八日市地区以外の七地区でも、今後順次実施される。
県外からの応募が減少、総数は1割増
感動とらえた力作331点
=20日まで 八日市大凧まつり写真展=
(湖東・八日市市)
百畳敷八日市大凧「碧い地球を大切に」が歴代二位となる一時間二十四分の大飛揚を行った今年の八日市大凧まつり(五月二十八日開催)の感動をレンズに収めた写真コンクールの表彰式が、このほど応募作品による写真展が開かれている世界凧博物館八日市大凧会館(東本町)で行われた。
第一回から数えて八回目となる今回のコンクールには、新記録もねらえた大飛揚をはじめ、ミニ大凧コンテスト、日本はもとより外国からも集まった招待凧、まつりを盛り上げる風の女神や大凧保存会のメンバー、綱を引く引き手や目の前で繰り広げられるダイナミックなまつりの模様を見守る観客など、まつりの雰囲気や感動をそれぞれの感性でとらえた作品三百三十一点が寄せられた。
応募状況は市内三十九点(昨年二十八点)、市外(県内)百三十五点(同九十二点)と大幅に応募数が増えたが、県外からは大阪、京都、兵庫、奈良、岐阜、三重、愛知の二府五県(同二府八県)から百五十七点(同百八十一点)にとどまった。それでも、総数は昨年の三百一点より約一割増えている。
表彰式では、推薦(市長賞)に輝いた荻野敏さん(京都府福知山市)をはじめ、特選(市観光協会長賞)三点、準特選(大凧会館長賞、大凧保存会長賞など)七点、入選十点、佳作七点の表彰が行われた。
写真展は入場無料、十六日休館。
抑留生活の苦しみ、妻子への愛惜
タバコの巻紙に びっしり4万5千語
地元出身の脇永太郎さんが綴る
=能登川町立博物館で平和祈念展=
(湖東・能登川町)
「バイカル湖畔を通る

能登川町立博物館で始まった平和祈念展「タバコの紙背負って」で、戦後、旧ソ連に約三年間の抑留生活を強いられた脇栄太郎さんの唯一の遺品である、抑留生活でのさまざまな想いを詠んだ短歌を綴ったタバコの巻紙が、脇さんの長男の協力のもと初めて一般公開されている。
脇さんは、昭和三年に二十歳で現役兵として歩兵第七九部隊に入営し、歩兵第八〇聨隊への編入を経て昭和十三年に召集解除、八幡青年学校の教練科指導員嘱託を勤めつつ農業に励んでいたが、同二十年二月二十七日、二度目の召集令状が届き、北満州でソ連の参戦に備える朝鮮羅津府朝第七六一六部隊堀口隊へと出征した。
敗戦後は、故郷への想いを胸に帰国の途に着いたが、途中、旧ソ連兵に連行されシベリアを横断。はるかヨーロッパの地で抑留生活と強制労働を強いられた。
昭和二十三年七月十九日、帰国。三年ぶりの家族との会話もそこそこに、脇さんが背嚢(はいのう・リュックサック)の肩ひもの縫い目から取り出したのは百二十一枚もの紙切れ。出征時から抑留中にわたる「日記」を密かに書き綴っタバコの巻紙だった。

縦八センチ、横五・五センチの裏表に鉛筆書きで綴られた小さな文字は、およそ四万五千語におよび、その一文字一文字に、想像を絶する過酷な労働生活や友人たちへの無念の情、遠く離れた故郷や家族に対する並々ならぬ思いがあふれる。
「落ち着いたら、本にでもするか」と話していた脇さんだったが、抑留中に患った病魔により、帰国後わずか四十四日目に四十歳で永眠。意志を継いだ長男により製本されたものの、ワープロ打ちの手作業で、親交のあったわずかな人たちに手渡されたに留まった。
今回の展示では、その巻紙のすべてを公開。同じ境遇にあった宮崎県仙台市、故・羽田光雄(享年88)さんが描き残した二百枚にもおよぶ画文集「シベリア抑留記録画」のうち約五十点と、当時の写真パネルや生活用品など、舞鶴引揚祈念館所蔵の品々も併せて紹介している。会期は二十七日まで。入場無料。問い合わせは同館(TEL42-7007)へ。
蒲生町 百済文化に触れませんか
使節団員を募集中
=韓国の田園のまち場岩面=
(湖東・蒲生町)
蒲生町国際親善協会(池内順一郎会長)は、同町の姉妹都市・韓国場岩面へ十月五日から同八日まで三泊四日の日程で訪問する使節団員を、町内外から広く募集している。
韓国場岩面への訪問は、姉妹提携を結んだ平成五年から毎年秋に行っているもので、現地では地元住民との交流するほか、百済文化祭を見学し、同国の歴史文化を満喫する。
対象は満十八歳以上の人で、参加費用は五万九千円。ただし、渡航手続き申請手数料、任意保険料は除く。参加希望者は申し込み金三万円を添えて、同町役場企画内の国際親善協会事務局(tel 55―4881)へ申し込む。
場岩面は韓国忠清南道扶餘郡の中心地・扶餘の南に位置し、面積五千二百六十平方キロメートル(蒲生町の一・五倍)、人口五千八百四十三人(同町の五分の二)の田園のまち。稲作のほか、スイカやキュウリなどのハウス栽培が盛んに行われている。
同町の石塔寺境内にある三重石塔が、韓国場岩面にある石塔と形状が似ていることから、平成四年に姉妹都市提携を結んだ。
なお、蒲生野一帯は古代、朝鮮半島から渡来した人々の文化が花開き、名残として韓国語の発音に似通った地名が多く残っている。
竜王町の動物ふれあい広場
子どもたちに大人気!
=農村田園資料館隣オープン=
(湖東・竜王町)
竜王町山之上の農村田園資料館東隣に付属施設として「動物ふれあい広場」がこのほどオープンし、町内外からの来場者が愛くるしい姿に目を細めている。同広場は、子どもたちの情操教育に役立ててもらおうとつくられたもので、町からアグリパーク竜王が委託を受け、管理している。
柵に囲まれた面積三千平方メートルの敷地内には、ヒツジ三頭と鹿児島県とから列島に住むトカラヤギ二頭、ポニー一頭、ミニウサギ十七匹が放されている。
オープン当初は人に慣れずに警戒した動物たちも、次第にエサをねだって懐くようになった。とくにミニウサギが子どもたちに大人気で、「ピョンピョンとはねて足元にすりよって来るのがかわいい」とはしゃいでいる。
動物に自由に触れることができ、資料館入口で販売している人参(百円)を与えることができる。入場は同資料館の入場料に含まれ、大人(十八歳以上)三百円、子ども(十七歳まで)百円、町内在住のお年寄りと障害者百円、町内在住の子どもは無料となっている。





