遭難に気をつけて!
淡海花倶楽部
クラシック界のプリンス
湖国人訪問記
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年5月6日(土)第12242号
8割強が「学校楽しい」
八日市 小5と中2の意識アンケート
家庭満足感が精神安定剤に
=塾通いなど 生活多忙化傾向目立つ=
(湖東・八日市市)
八日市市教育研究所が平成十一年度に取り組んだ「小学生と中学生の生活意識・行動・心の状態に関する調査研究」の結果をまとめた小冊子『八日市の子ども』は現在、市内の教育現場や関係機間で活用されている。
昨年六~七月の時点で、市内の六小学校五年生(四百八十五人)と三中学校二年生(四百九十二人)の全員について、学校や家庭生活、友だち関係、悩み事、相談相手などについてアンケート調査を行った。結果をまとめた冊子は、教職員ほか各関係機間に配布され、教育の基礎資料として役立てられている。
就寝時間は小学生の七五%が「十時まで」、中学生の六四%が「十一時まで」だが、塾やテレビの影響で「零時より遅い」(小学二%、中学一四%)もあり、家庭全体が夜型の生活になってきていることが分かる。
塾や習い事(小学八五%、中学七三%)で家庭生活は多忙化し、小学生は「スポーツクラブ」(五六%)、中学生になると「学習塾」(六四%)が一番多い。まあまあを含め「家庭が楽しい」(小学九二%、中学八二%)と思い、その理由に家族とのふれ合いを挙げている。
会話は「お母さん」「兄弟姉妹」「お父さん」の順で、約半数の母親が中心的な役割を担っている反面、父親の出番(小学七%、中学一二%)の少ないのが気になる。祖父母との同居は五○%以上に達し増加傾向にある。
「学校が楽しい」と答えたのは児童八四%、生徒八二%。楽しい理由に「友達や先生とのかかわり」「勉強や授業」「休み時間」が小学生で、中学になると「部活動」が加わる。楽しくないは「勉強や授業が嫌い」が一番の理由。気になるのは「勉強や成績」(小学四八%、中学六八%)が一番多い。学校へ行きたくないのは「友達のこと」を挙げる割合が高い。
望む教師像として、児童は「勉強を分かりやすく教えてくれる」「性格や気持ちを分かってくれる」「一緒に遊んでくれる」を挙げ、生徒になると「公平さ・気持ちの理解・相談」など内面的なことに関与してくれる先生を望んでいる。
何に悩んでいるかでは、「友達」「勉強」「クラブ活動」に多く、ほとんどが「お母さん」(小学五五%、中学二六%)と「友達」(小学三二%、中学五八%)に相談している。相談相手を「先生」と答えたのは小学四・九%、中学四・四%だった。
アンケート結果から、生活の基盤である家庭が楽しいと感じている児童生徒は、学校生活や友達関係に満足している割合が高く、家庭が精神安定剤の役目を果たし、その影響でイライラしたりカッとなったりするケースも少ない。また、人間関係についても同じ結果が出ている。
遭難に気をつけて!
綿向山で救助訓練
=連休備え日野署実施=
(湖東・日野町)
日野署はこのほど、ゴールデンウィーク期間中の山岳遭難に備えた救助訓練を、日野町の綿向山(標高千百十メートル)で行なった。
訓練では、登山者が沢に転落したとの想定で救出、担架搬送、通信訓練を行なった。また安全対策では、登山者を守る入山カード投函箱や道しるべ、登山道の点検を実施した。
淡海花倶楽部
押花展を開催
=本日から竜王で=
(湖東・竜王町)
淡海花倶楽部さくら会(安藤美智子代表)の押花展が、竜王町立図書館の展示コーナーで六日から開催される。十九日まで。月・火は休館。
また、押花の素晴しさを知ってもらおうと、体験教室を十三、十四両日の午後二時から開く。教室では、マグネットタイルやしおりなどをつくる。
定員は先着四十六人で、費用は五百円。参加希望者は、淡海花倶楽部さくら会代表の安藤さん(TEL23―4670)へ。
クラシック界のプリンス
近藤嘉宏ピアノリサイタル
=18日 県立びわ湖ホール=
(湖西・大津市)
県立芸術劇場びわ湖ホール小ホールで五月十八日午後二時から、同ホール『びわ湖の午後シリーズ』の第五弾「近藤嘉宏ピアノリサイタル」が開催される。
川崎市出身の近藤氏は、桐朋学園大学を首席で卒業後、ドイツ・ミュンヘン音楽大学マスタークラスに留学し、ゲルハルト・オピッツ氏に師事。一九九一年にはミュンヘン国際音楽コンクールでセミ・ファイナリストに選ばれ、翌年にはミュンヘン交響楽団と共演、全国紙・南ドイツ新聞で絶賛される。日本には九五年に帰国し、カルザスホールでデビュー。すでに十枚以上のCDが発売され、いずれもベストセラー、「クラシック界のプリンス」と呼ばれている。
当日は、近藤氏の大好きな作曲家・ラヴェルの『水の戯れ』、『クープランの墓』、『夜のガスパール』を中心に、マスネの『タイスの瞑想曲』、ショパンの『ノクターン遺作』、『別れの曲』、『幻想即興曲』などを演奏する。
入場料は一般三千五百円、学生席二千五百円で、いずれも全席指定(ドリンク付)。チケットおよび問い合わせは、同ホールチケットセンター(TEL077-523-7136)へ。
湖国人訪問記
『人間慕情(下)』
=サンライズ出版=
(全 県)
芸術や産業界など、諸分野の人々を追った『人間慕情 滋賀の一〇〇人(下)』がこのほど、サンライズ出版から発刊された=写真=。
鋭い観察力で知られる著者・大野新(詩人)が八年間に渡って綴った同書は、滋賀民報で掲載された連載の単行本化で、滋賀県人訪問記として百人の対談者宅をリレー形式で訪問。
平成八年に上巻が出版され、今回は後半五十人を紹介している。四六判・二百五十八ページ。二千百円。
下巻には、滋賀自然環境研究会会員として酸性雨データーを取り続ける下水道局職員、“あの子はたあれ”の作詞者として知られる童謡詩人、ヒマラヤ山系ナムチャバルワ峰登頂に成功した登山家。また、東京渋谷のバーのママから住職に転身した尼僧、火縄銃射撃の日本記録を持つ畳職人―など、湖国に根を張る五十人の人間ドラマを収録している。
著者プロフィール
昭和三年に現韓国群山府に生まれ、同二十年に敗戦で滋賀県に引き上げる。昭和四十年に詩集「藁のひかり」を発刊し、十二年後の「家」はH氏賞を受賞した。このほか「大野新詩集」「乾季のおわり」「砂漠の椅子」がある。守山市在住。





