ドーム屋根の竜王町立図書館
21世紀のエネルギーを考える
近江商人は5類型である
県 人事異動を内示 地方分権で組織機構を整備
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年3月25日(土)第12194号
春季恒例の織田瑟々展
一足早くサクラ満開
=大通り風物時代館で開催中=
(湖東・八日市市)
八日市市八日市町(金屋大通り商店街)にある八日市まちかど博物館“大通り風物時代館”春の恒例企画「織田瑟々桜画展」が開幕、会場には世間より一足早く桜の花が咲き誇っている。
三年連続の企画展は、今回も市内の十五の旧家から織田瑟々の作品が寄せられ、四月十五日までの開催期間中に展示作品の入れ替えを行って素晴しい作品の数々を紹介する。
織田瑟々(おだ・しつしつ、1779―1832)は江戸時代中期に現在の八日市市川合寺町に生まれ、京で桜だけを描く「桜画」の三態思孝に師事して絵を学び、華々しい画人界から故郷に戻って創作活動を続けた。
満開の若い桜の姿を好んで描いた織田瑟々の作品には、桜の花の短い命に秘められた美しさへの思いが力強い作風に込められている。
桜の木全体ではなく、若い幹の一部分を作品の軸に置き、柔らかく伸びた枝に咲く偏平な花形、極端な葉先を強調することで、力強さを醸し出すとともに、桜の花の生命感が見る人に強く伝わってくる。
展示内容は四月一日ごろ入れ替えとなる。展示内容など詳しくは同館(TEL0748―23―5703)まで。入場無料。月曜日と木曜日が定期休館日となっている。
ドーム屋根の竜王町立図書館
きょう待望のオープン
=蔵書数8万5千冊が目標=
(湖東・竜王町)
竜王町立図書館(綾戸)の竣工式が二十三日に行なわれ、町や工事関係者ら約百六十人が参加した。開館は二十五日午前十時から。
式では、はじめに福島茂町長が「これからは地域が活力を持ち、様々な時代の変化に対応しなければならない。人づくりを担う図書館は、まちづくりの拠点になる」と期待をにじませ、続いて杼木捨蔵県議会議員や山口喜代治町議会議長があいさつした。続いて開館に際して絵画を寄贈した町内在住の洋画家、池川茂さん(60・鏡)らに感謝状が贈られた。
総事業費九億六百万六千円を投じて建設した同図書館は、平成十年十月から建設が進められてきた。鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋建の建物は、ドーム型の屋根が特徴で、自然光をうまく採り入れるよう工夫されている。現在の蔵書冊数は四万冊で、将来的には八万五千冊を目指す。
また、館内には講演会や映画上映ができる視聴覚室のほか、▽目の不自由な人が利用できる朗読室▽児童向けの衛生放送番組受信システム▽展覧会など開ける展示室が設けられている。
21世紀のエネルギーを考える
アースデイ2000しが
=来月9日 愛東町で開催=
(湖東・愛東町)
『有機物の循環と自然エネルギー』をテーマに二十一世紀のエネルギー資源について考えるイベント「アースデイ二〇〇〇しが・滋賀エネルギー21」が、四月九日に愛東町妹のあいとうマーガレットステーションと柿立の里総合福祉センター『じゅぴあ』の二会場で開催される。
市民・自治体・企業の連携で琵琶湖をはじめとする水環境保全に先駆的に取り組んできた本県も、今後は排出規制や行為規制にとどまらない有機物循環、エネルギー循環面からのアプローチが重要になってくる。
同イベントでは、そうしたエネルギー資源問題に市民・自治体がいかに関わり、地域の特性を活かした省エネルギーや自然エネルギーを導入していくかを提言していく。
メインの公開討論会は午後一時半スタートで、全国地球温暖化防止活動推進センター共同課長の須田春海氏を迎えた基調講演『エネルギー政策に自治体がどう関わるか』や事例報告、意見交換会などが行われる。参加料五百円(資料代)。
会場では、ポスターセッション展示(七~九日)やフリーマーケット、子ども環境学習会(定員五十人、自由参加、当日受付)の催しのほか、廃食用油再生プラントなど愛東町での取り組みの見学会も行われる。問い合わせは愛東町役場・奥村さん(TEL0749-46-0211)へ。
ポスター&フリーマーケット 参加者募集中
愛東町役場では、同イベントでの催し「ポスター展」および「フリーマーケット」への参加者を募集している。
募集要項は次の通り。
【ポスターセッション展】
▽対象-個人、団体、企業など
▽作品サイズ-パネル1枚分(180×120センチ)
▽内容-テーマに沿ったもの
▽搬入日-4月3日~6日までに愛東町役場へ
▽申込み締切-4月3日
【フリーマーケット】
▽申込み締切-4月3日
「五個荘商人」を独立分類
近江商人は5類型である
=安雲川町の駒井さんが自説本出版=
(湖西・安曇川町)
「近江商人の発祥地つまり系譜は、近江商人研究家たちによって高島商人、八幡商人、日野商人、湖東商人と四類型されてきた。
しかし、これまでの研究により、五類型すべきであると考えるようになった。(文中一部省略)・・これまでの類型に疑問を投げかける新たな自説を含め、近江商人に関する新たな研究成果を、このほど安曇川町在住の中学校教諭駒井正一さん(49)が一冊の本にまとめた。
駒井さんは、教壇に立つ一方でアマチュア研究家として近江商人の研究に取り組み、十三年前にも「高島商人-隠れたる近江商人の謎」を発刊。現在は県AKINDO委員会にも所属し、近江商人の背景を知る第一人者として注目されている。
今回の本では、神崎郡・愛知郡・犬上郡の湖東三郡を一つにして『湖東商人』としていたこれまでの類型を否定し▽五個荘出身の商人は湖東(愛知・犬上郡)と比べると約百~二百年の差がある▽発生理由が、農間期の余業として商売を始めた五個荘と、江戸末期、彦根藩財政の窮乏化により商業活動の規制を緩和する政策のもとで誕生した湖東とでは大きく異なる・・などの理由から『五個荘商人』の独立分類を説いているほか、徹底した研究がなされていなかった功罪や宗教、商人家の女性の生き方などについても詳しく紹介している。B5判、二百六ページ、千二百円。問い合わせは駒井さん(TEL0740-34-0658)へ。
総勢1782人動く
県 人事異動を内示
地方分権で組織機構を整備
=人材の登用と育成に重点=
(全 県)
県は二十四日、人事異動を内示した。現行の執行体制を基本としながら、地方分権に対応して緊急課題解決へ組織機構を整備し、人材の登用と育成に務めている。組織の見直しなどで異動規模は昨年より六十六人少ない約千七百八十人となった。四月一日に発令される。
規模は部長級十三人、次長級三十四人、課長・参事級二百三十六人、補佐・主幹・専門員級四百四十三人、係長・主査級五百三十七人など総勢千七百八十二人(昨年千八百四十八人)。退職が部長級九人を含む百三十五人(同百四十八人)で、新規採用は百三十二人(同百四十四人)となった
組織改革では、機動性をより高めるため課長補佐や係長級の決済事務を省き、係長や専門員を長にした現行の係や担当に代えて、課長補佐や専門員らをリーダーとした「グループ制」を導入している。
地方分権一括法の施行に合わせて、市町村振興課に「市町村合併支援担当」(三人)を置くほか、県事務所の機能を強化するため副所長を二人体制にし、商工労働室や農業振興課などを設置した。
産業廃棄物などの不法投棄に素早く対応するため、環境整備課を「廃棄物対策課」に改め、監視・取締特別対策室(八人)に改編した。また、児童家庭課内に少子化対策担当(七人)を置いた。
情報化推進担当(十九人)や首都機能移転対策担当(三人)、観光推進室(十人)を新設したほか、農業・茶業・畜産などを統合し農業総合センター(百六十人)に改編した。
人材の育成面では、国省庁や他府県、市町村など交流人事の活発化や民間企業、海外派遣などをする。また、女性や技術職の登用、職員の自己改革にも力を入れた。女性の管理職登用は二百十四人(同百九十八人)。部長級の異動は次の通り。敬称略。
▽総務部長(琵琶湖環境部長)高田寛文
▽理事・湖国21世紀記念事業推進室長(企画県民部主監)藤田博
▽琵琶湖環境部長(同次長)田口宇一郎
▽理事・大津健康福祉センター所長(理事・精神保健総合センター所長)田崎正善
▽商工労働部長(企画県民部次長)広田義治
▽副出納帳兼出納局長(理事・社会福祉事業団副理事長)犬井正夫
▽県立大学事務局長(理事・文化振興事業団副理事長)柴谷喜久男
▽公営企業管理者・企業庁長(副出納長兼出納局長)堀出亀與嗣
▽理事・滋賀総合研究所常務理事(企画県民部主監)田中修三
▽理事・文化振興事業団副理事長(理事・滋賀総合研究所常務理事)宿谷祐弘
▽理事・社会福祉事業団副理事長(土木部次長)山田和久
▽理事・レイカディア振興財団副理事長(理事・介護保険担当)島忠久
▽成人病センター総長(京大教授)福井有公
【退職者】西堀末治(総務部長)西村隆(商工労働部長)今井紘一(理事・環境政策担当)草野文嗣(理事・健康福祉センター総括担当)村西俊雄(県立大事務局長)杉山武敏(成人病センター総長)深尾宗孝(企業庁長)吉川勉(教育長)正木繁雄(理事・スポーツ振興事業団副理事長)





