アユ不漁続く琵琶湖で今シーズンの活アユ漁始まる
【全県】 今月から今シーズンの活アユ漁が始まった。県によると初日となった今月1日の漁獲量は1093キログラムで昨年の初日漁獲量598キログラムから182・8%増加したが、過去10年間の平年値3337キログラムからは32・8%下回った結果だった。
活アユとは河川放流用や養殖用に生きたまま取引されるアユのこと。
県によると、初日に操業した漁協は11漁協・支所で、琵琶湖に計38統あるエリのうち35統で漁が行われた。
また、今年12月期の活アユ注文量は12・95トン(昨年同時期の同量は13・3トン)であり、漁獲されたアユは県内の養殖場で育てられ、食用または河川放流用の種苗として利用される。
琵琶湖では近年、アユの漁獲量が極端に減少していることが問題視されている。県では、原因の一つとして温暖化などの影響により、水温が高い状態が続いていることなどが原因と分析しており、アユ産卵用の人工河川への放流量を増やすなどの対応を実施してきた。
今月の漁獲に関する資源状況は、人工河川からの総流下仔魚数は50・1億尾と目標の40億尾を上回った。また、今秋の天然河川での総産卵数は40・7億尾で、前年の約1・2倍だったが、平年比では61・8%と下回った。
また、県水産試験場の調査による今年生まれのアユの仔稚魚(ヒウオ)の資源状況は、昨年より採取尾数が多く、成長量は大きかった。
県水産課では「今年は例年人工河川への放流時期となる9月頃にまだ河川の水温が高く、放流の時期の調整を行うなど、地元の漁業関係者と協力しながら取り組んだ。対策が一定、功を奏して昨年より漁獲量が増えたと考えられるが、希望としてはもう少し獲れてほしかった」と述べている。






