川瀬重雄氏と小嶋太郎氏を名誉市民に
【東近江】 9月東近江市議会定例会が28日開会し、決算10件、予算6件、条例2件、その他3件、人事1件の計22議案が上程された。
このうち、東近江市商工会会長や県商工会連合会会長、全国商工会連合会筆頭副会長を務めた川瀬重雄氏(93)=東近江市上山町=と、陶芸家で布引焼窯元の小嶋太郎氏(84)=同市外町=の両氏に東近江市名誉市民の称号を贈ることに同意を求める議案が、開会初日に全会一致で可決された。
同市の名誉市民の称号はこれまで、初代東近江市長の中村功一氏、日本画家の中路融人氏、前東近江市民大学長の井村裕夫氏(京都大学名誉教授・元総長)の3人に贈られている。
昨年度一般会計決算15億円黒字
一般会計補正2億4千万円追加
川瀬氏は、川重株式会社の現取締役会長。東近江市発足後、旧町単位であった6つの商工会の合併に尽力し、2011年発足の同市商工会初代会長に就任。市内に複数存在する経済団体の相互理解に尽力し、地域経済の発展に貢献した。また、市と県、全国の経済団体の会長・筆頭副会長を歴任し、県や日本の経済をけん引するリーダーとしても活躍した。
小嶋氏は、岡本太郎氏と大阪万博・太陽の塔の黒い太陽を制作するなど技術力を磨いた後、1971年に旧八日市市に布引窯を開き、独創的な絵付「七彩天目(ななさいてんもく)」を完成させ、同市のシンボル的な存在となった。作品展示を通じて市の魅力発信に貢献するほか、「東近江の芸術を愛する会」を発足して各地の芸術家が作品発表する場を設けるなど、同市の文化芸術の発展に尽力した。
このほか、人権擁護委員の候補者の人事議案も原案通り可決された。
なお、初日に可決された2議案を除く20議案については、会期中の各常任委員会で審査された後、閉会日の9月30日に採決される。なお、主な議案は次の通り。
▽2023年度一般会計決算=歳入から歳出などを差し引いた実質収支額は15億4346万円だった。歳入は法人市民税の伸び悩みなどで530億6693万円(前年度比1・1%減)、歳出は新型コロナ流行に伴う商店街活性化事業やワクチン接種業務の減少などで512億8456万円(同1・3%減)だった。
同決算が財政的に健全かどうか判断する指標である実質公債比率は6%(前年度7・3%)で、市担当者は「健全」と説明した。18%以上になると新たな借り入れする場合、段階的に制約を受けることになる。
▽ 2億4200万円を補正する今年度一般会計補正予算=木地師やまの子の家(東近江市蛭谷町)を利活用して整備する森の文化博物館整備事業(2028年開館予定)の測量設計委託2千万円、能登川作業所の移転整備補助1億1139万円など。







