東近江市防災危機管理課
【東近江】 地震や豪雨など近年の災害が甚大化する中、防災意識を高めるのに有効なのが、自治体による防災出前講座だ。東近江市でも、防災の知識や技術を学んでもらおうと、職員を無料で派遣している。
防災出前講座は、自治会や地区(自治連合会)、学校、PTAや子育て世代の集まりなどの要望で開かれ、コロナ前は年間約50回、昨年度は約30回開催された。形式は、講座とワークショップがある。
防災の基本は「知って、考え、備える」
災害リスク確認や防災計画の作成など
講座では、住んでいる地域の災害リスク(地震、水害、土砂)を知り、命を守るための自助・共助、自主防災活動の立ち上げ方法を学ぶ。
ワークショップは、(1)「我が家の防災計画」作成、(2)DIG(災害図上訓練)、(3)クロスロード・ゲーム(災害対応カードゲーム)―のいずれか。
「我が家の防災計画」作成は、災害時を想定し、警戒レベルにあわせて「だれが」「いつ」「何をするか」を事前に定めた防災行動計画(タイムライン)を学ぶ。
DIGは、地図上に地域の災害リスクを落とし込み、災害対策を考える。
例えば、水害の場合、河川や用水、冠水する危険個所、防災倉庫などの支援拠点となる場所にシールを貼ったり、浸水深をマジックで色分けして塗り、安全な避難経路を考える。
クロスロード・ゲームは、災害発生時に「どう考え、どう行動したらよいのか」を、クイズ形式で出題し、参加者で意見交換する。
例えば、地震発生時に自分の子どもの安否確認のため、学校へ向かっている途中で、がれきに埋まっている人に遭遇した場合、あなたは助けますか…、など。「もしも」の時を考えることで、災害対応能力を身に着ける。
同市防災危機管理課の担当者は、「まず地域の災害リスクを知ってもらい、そこから災害を考え、備えてほしい」と、情報の収集を呼びかけている。
出前講座の問い合わせと申し込みは、同課(TEL0748―24―5617、ファクス0748―24―0752、メールanzen@city.higashiomi.lg.jp)へ。
なお、地域の災害リスクや災害対策の確認、防災計画の作り方については、防災マップにも分かりやすく掲載している。市ホームページにデジタル版が公開されている。







