富士登山に21人が参加「富士と琵琶湖を結ぶ会」
【近江八幡】近江八幡市の「富士と琵琶湖を結ぶ会」は18日、富士山山頂にびわ湖の水を献上する「お水取り」の神事を水ヶ浜(長命寺町)で行った。
結ぶ会は、巨人伝説の大太法師(だいだぼうし)が一夜のうちに近江国の土を掘って富士山をつくり、掘った跡がびわ湖になったという伝説をきっかけに1957年に結成され、以後、富士山山頂への献水を続けている。この富士登山が縁で富士宮市との市民交流が生まれ、1968年には両市間で国内唯一の夫婦都市協定が結ばれ、以来、親善交流が続けられている。
ことしは、コロナ禍以降、4年ぶりに富士山登山が再開されてから2年目で第68回を迎える。今回は、結ぶ会会員や一般市民ら合わせて21人が参加し、富士山登頂をめざす。
今年4月には、もとからの民間交流事業に戻すため結ぶ会事務局が近江八幡市から近江八幡青年会議所に事業が引き継がれた。
水ヶ浜の市神神社濱宮で行われた神事には、富士登山に初参加する小西理市長をはじめ、結ぶ会会員らが参列。登山の無事と富士宮市との友好発展を祈った。神事の後、白装束に身を包んだ西山亮平理事長が、浜辺で手桶にびわ湖の水を汲み入れた。
一行は22日早朝、バスで出発。富士宮市の富士山本宮浅間(せんげん)大社に参拝した後、5合目に向かい登山を開始。同日午後5時頃に8合目の山小屋に到着し、仮眠したあと、翌23日午前1時、頂上目指して出発。午前4時頃山頂に到着し、御来光を拝み、「日本最高峰富士山剣が峰」の石碑に手桶に入れたびわ湖の水を注ぎ、献水する。帰りには浅間神社奥宮の霊水「銀明水」を持ち帰り下山。同日夕から富士宮市の「富士と琵琶湖を結ぶ会」と交歓会を開き、旧交を温める。銀明水は31日、水ヶ浜のびわ湖に注ぐ「お水返し式」を行う。
近江八幡青年会議所の西山亮平理事長(39)は「この交流事業のことを受け継ぐまで、知らなかったことを恥ずかしく思いますが、今回で68回目を迎える歴史ある事業が末長く続くよう取り組んでいきたい。また、一般市民の方々にも広く知っていただけるよう周知を図りたい」と話した。







